スケーラブルWebシステム工房 第4回 LinuxとVLANで作る、シンプル&スケーラブルネットワークの極意 更新日: 2023-11-07 19:20:41 +0900 公開日: 2011/05/25 発売日: 2007/10/25 この文書は2007/10/25に書かれたもので、ソフトウエアの名称、バージョン、設定項目、社名などの固有名詞などなどは当時のまま掲載しています。 ですので、インストール手順や設定内容は最新版のドキュメントを参照していただき、この文書からは理論や考え方、構成のヒントなどを読み取っていただければと思います。 今回は、スケールしやすく運用もしやすいネットワーク構成とはどういうものか、という話をしたいと思います。 深く考えずに設計したネットワークにサーバをじゃんじゃん追加していくと、そのうち破綻します。筆者らもそうでした。が、脳みそをふりしぼって考えて、ときには失敗
IPで経路制御を実現するためには,レイヤー3であて先を判断するルーターやレイヤー3スイッチ(L3スイッチ)を使う。両者の働きはほぼ同じであるが,L3スイッチのほうがネットワークを設計するときの自由度が大きい。これらネットワーク機器は意外と障害率が高い。特に最近のL3スイッチは実装密度が高いせいか壊れる率が高いようだ。具体的には,特定のポートだけが機能しないといったことがよくある。障害が発生したスイッチはいずれ交換しなければならない。このような不測の事態に備えて,大事な機器は冗長構成にしておいた方がよい。 冗長構成を採るというのは,2台以上の装置を設置してそれらのうちのどれか一つが稼働していれば通信できるようにすることである。実は,L3スイッチで冗長構成を作ると,ルーターの世界では気にしなくてよかったことに気を配らなければならなくなる。パケットのループである。今回は,ループとうまく付き合うた
一般的なロードバランサーの配置方法として、以下の2通りが考えられます。 Two-Arm(inline) 通信経路上にロードバランサーを配置するため、通信経路がわかりやすく構成がシンプルな事がメリットです。一方で、拡張に乏しく、ロードバランサーがボトルネックとなる可能性が注意点となります。 One-Arm ロードバランサーをスイッチに横付けで配置する方法です。 図のように、返りのトラフィックがロードバランサーを経由しない構成を DSR(DIrect Server Return)と呼びます。One-Arm 配置では、装置の性能を最大限に引き出せるほか、スイッチ側の VLAN 設定により、ロードバランサーとの接続を論理的に設定できるため、柔軟に構成の追加変更を行うことが可能です。注意点としては、サーバーの Virtual Interface(Loopback interface)にロードバランサ
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