「賢者が描く10年後のインターネット」の6回目は、米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長兼CEO(最高経営責任者)だ。企業のITシステムに大変革をもたらした辣腕経営者は、SNSの普及で企業と顧客の関係は様変わりすると断言する。顧客と密接につながることが、強い企業になる条件だ。本誌の特集「シリーズ動き出す未来(4)ネット化する70億人」とあわせてお読み頂きたい。 インターネットでは今後、どのような変化が起きると考えますか。 IT(情報技術)の領域では4つの重要なトレンドが起きています。これは何度も指摘していることですが、1つ目のトレンドはクラウドコンピューティングです。クラウドは今後も、ITの世界を大きく変えていくと思います。2つ目は、次世代のデバイスがどんどん生まれているということ。指で触って操作するタッチベースのシステムが圧倒的な存在になり、人々は従来のキーボードやマウスか
Facebookは、モバイルよりも厄介な可能性のある新たな問題を抱えている。同社は、若い世代のユーザーの関心をFacebookのアプリやサービス(ウェブでもモバイルでも)に確実にとどめておくことができていないようだ。 米証券取引委員会(SEC)に米国時間2月1日に提出された「10-K Annual Report」のリスク要因に関するセクションで、Facebookは10代ユーザーの関心がFacebookとは別のアプリケーションに切り替わっていることを明らかにした。この法的文書における情報公開は、若者のFacebook離れに関するメッセージを公にする必要性を同社が感じていることを初めて示したもので、次のような記載がある。 われわれは、一部のユーザー、特に若いユーザーが、Facebookに類似する、または代替となるような別の製品やサービスに関心を持ち、積極的に利用していると感じている。たとえば一
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