日本で結構大学生や高校生の就職が厳しいという話があり、それへの警鐘というか、いわゆる危険デマとして、外資系の日本人学生スルーの話が良く出るらしい。ここんとこ、シンガポールやら欧州やらわたわたと仕事をする中で、比較的先方のヒューマンリソース担当のマネージャーと話をする機会がとても多くなった。んで、日本国内で聴く話と現実の様相が全然違う部分があって、一応指摘しておこうと思った。 ● もともと多国籍企業では学卒をいきなりリクルーティングするという行動原理があんまない 日本人学生が駄目ってんじゃなくて、そもそもあんまり学生をいきなり採らない。「日本人学生を採用しないの?」と聴くと、たいてい「人材会社から経験のある日本人がいっぱい紹介されるのに、なんで経験のない、これから教育コストをかけなきゃいけない学生を採用するの? 不合理じゃね?」みたいな回答を良くされる。 同じような話はフランスでもドイツでも
Saturday, August 14, 2010 日本は残業ばかりで休みも取れないのに、休み放題残業なしの欧米社会が機能する理由 Share | 「なんで欧米では、残業も少ないし休みも沢山取れるのに、日本ではそれが出来ないんだろう?」欧米、特に欧州の労働環境について知っている人は、そういう疑問を頂いたことがあるでしょう。この疑問に答える仮説を私は持っています。しかし、これは欧米企業の経営が特別優れているからではありません。どちらかというと、それを出来ない日本企業のほうに問題があるのです。 作り過ぎ、捨て過ぎ、値下げし過ぎの日本企業と、最適値のみを目指す欧米企業 ある日本企業は、資本150で成果物200を生み出すとします。ここで言う資本とは、労賃、土地、材料費、光熱費など全てを含めた投下資本(≒コスト)をさし、成果物200とは、生産された商品とその値段をかけた数値とします(例、1円のりん
先日行われたヨーロッパ議会選挙では、各国で“極右政党”が躍進したといわれました。 極右といえば、たいていの人はネオナチのような勢力を連想すると思います。確かに今回の選挙で躍進した“極右”の中には、それらしい連中もいます。しかし、“極右”とラベルを貼られたほとんどの勢力はそうではありません。 ではどんな人たちなのか?今回大躍進したオランダの政党PVV(自由のための党)のヘールト・ウィルダース党首を例として見てみます。 ウィルダースさんの極右といわれる所以は、彼の移民政策にあります。 「移民は原則認めない。特にイスラム移民は断固として認めず、今いる移民にはカネを出して帰国してもらう。ただし、ヨーロッパの文化と法を尊重するのであれば歓迎する」と、ウィルダースさんは訴えます。 ではなぜイスラム移民に反対するのか? ウィルダースさんのような現代の“極右”の最大の特徴は、その理由にあります。ナチスのよ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く