東日本大震災の被災地、宮城県仙台市。コンビニやスーパーは臨時休業を続け、多くの世帯で都市ガスも復旧せず、市民が不自由な暮らしを強いられている。仙台といえば、東北最大の歓楽街・国分町を抱える。余震の続くなか、ネオン街を歩くと一部の店は営業を再開していたが…。(震災取材班) 東北はまだまだ寒い。粉雪が舞う22日夜、国分町で退屈そうに棒立ちしていた初老の客引き男性に声をかけた。「お客は通常の10%以下。完全にダメだね。まったく復旧のメドが立たない業種もある」。特にソープが大打撃で、周辺には6軒ほどあるが「ガスが来ない限りは営業はできない」と言葉に力がない。 風俗案内所をのぞくと、所長が「ヌキ系でいけば、デリヘル。1万~1万3000円(ホテル代抜き)で案内できます。ただし、お湯が出るのはラブホテル街でも3つか4つしかないので結構、込んでます。ビジネスホテルへの出張も、お湯が出ないところはお断り」と