「ショパンコンクール」という熱狂から1か月。ピアニストたちは何を感じ、そしてどこへ向かおうとしているのか。長い長い旅を終えた物語の主人公たちに、じっくりとお話を伺います。 第1回は、角野隼斗さん(2018特級グランプリ)。ショパンコンクールに、新しい音楽の在り方、楽しみ方のポテンシャルをもたらし、見事に3次予選まで進出した彼に、2019年秋、コンクールの申込や応募映像準備から関わったピティナ育英・広報室長の加藤哲礼がインタビューしました。リラックスした雰囲気を伝える少しのインタビュー映像とともに、本文はテキストでお届けします。 ■今日は貴重なお時間をありがとうございます。よろしくお願いします。とりあえず、1か月以上、ほぼ1か月半ほどに及びますか、ショパンコンクール、大変お疲れさまでした。 角野:ありがとうございます。 ■どうでしたか、ショパンコンクールは。こんな乱暴な投げ方でいいか分からな