袋田の滝(ふくろだのたき)は、茨城県久慈郡大子町袋田にある滝。久慈川支流の滝川上流に位置し、滝は4段で[1]長さは合計120メートル、幅73メートル[2][3]。冬は、滝が凍結する「氷瀑」現象が発生することがあり[4]、氷壁を登る人もいる[1]。全面凍結はかつては毎年のように見られたが、近年は2012年が最後で、氷瀑の脇を水が流れる[1]。 日本の名勝に指定されている。華厳滝、那智滝とともに日本三大名瀑の一つに挙げられる場合もあり、日本の滝百選にも選定されている[5]。1990年(平成2年)に行われた日本の滝百選の人気投票では1位を取った。奥久慈県立自然公園に指定されているが、華厳滝が日光国立公園、那智滝が吉野熊野国立公園に指定されているのに対して、袋田滝は国立公園にも国定公園にも指定されていない。 江戸時代は水戸藩の領地内であり、水戸黄門として知られる徳川光圀が訪れたことがあるとされる。