元厚生事務次官宅連続襲撃事件で、ナイフを持って警視庁に出頭して銃刀法違反容疑で逮捕されたさいたま市北区、無職小泉毅(たけし)容疑者(46)が調べに、元次官らの自宅の住所について、「(公務員の)職員録を使って調べた」と供述していることがわかった。捜査関係者が取材に明らかにした。警視庁などは、小泉容疑者が図書館などを利用していた疑いがあると判断。攻撃対象となった2人の元次官のほかにも、厚生官僚の住所を調べた可能性があるとみている。 また、小泉容疑者が出頭の際に携行していた血液の付いたサバイバルナイフには、柄に白い布が巻かれ、プラスチック製のつばも取り付けられていた。確実に殺傷するために手が滑らないよう細工を施したとみられる。出頭時のレンタカーからはほかに9本のナイフが見つかった。 同庁によると、血液が付いたサバイバルナイフはきんちゃく袋に入っており、ほかの9本は右側後部座席に置かれた段ボー