日本語[編集] 成句[編集] ピンからキリまで 最初から最後まで。 ぼくは手紙を書くことによって、だれにもさまたげられないで、ぼくの考えていることを、その正否は別として、いちおうピンからキリまで君につたえることができると思うのだ。(下村湖人 『次郎物語』) 「トマサンの一生」はピンからキリまで、痛快に自分勝手で故障だらけ、かほど痛快に目のとどかない小説というのは珍しい。(坂口安吾 『我が人生観 (七)芥川賞殺人犯人』) 最上の物から最低の物まで。 なおトーキーの機械的不備の問題は撮影所だけにとどまらない。これを上映する館の再生機という難物が控えている。再生機にもピンからキリまであつて、田舎のほうではそのうちもつぱらキリのほうを使用しているから田舎におけるトーキーはときに沈黙の美徳を発揮する。(伊丹万作 『雑文的雑文』) (良いもの悪いものの価値判断をせず)いろいろ、様々。 語源[編集] ポ