ブックマーク / hongokucho.exblog.jp (7)

  • 憂鬱な内容だが、多分そうなりそう=Market Ticker、今年の予測集 | 本石町日記

    金融系ブログで「The Market Ticker」というのがある。キャピタルマーケットに軸足を置いたブログだが、ライアーズ・ポーカーを書いたマイケル・ルイス的な香りがあり、なかなか面白い。金融関係者にはお勧めです。興味があればご参照を。 このブログのちょっと前のエントリーに今年の相場予測があった。私は、せめて今年上期には世界経済は底打ちして欲しい、と願っているが、これはまあ願望です。職業的上の見立てとしては、恐らくはそうはならないだろう、と見ている。で、The Market Tickerの予測だが、私の悲観的予想とほぼ合っておりました。憂ですけどね…。場所はこちら。主な予測は以下の通り。 ・経済は今年、回復しない。失業率は8%前後に到達。真の失業率(U-6って言うんですか?)は15%突破へ。 ・インフレにはならず。むしろデフレの波が住宅以外に広がっていく。 ・住宅価格は崩壊続く。一部ポ

  • スワップ協定を拡充です=10中銀でドル供給強化 | 本石町日記

    日銀も深夜に緊急会合を開催。スワップ協定を拡充しました。枠を倍増(1200億ドルへ)、期限も延長(4月末まで)。供給頻度は変えず。 背景 ドルインタバンクの流動性がほぼ枯渇したため。カウンターパーティリスクの高まりからラインカットが強まっている模様。この余波で邦銀の円投ルートの外貨ファンディングもさらにひっ迫。つまり、マーケットがますます機能低下しているわけです。 当局の対応が後手後手の感じでスケールアップしていく。これは極めてまずい展開でありますね。

    qooooo
    qooooo 2008/09/30
    "ドルインタバンクの流動性がほぼ枯渇したため。カウンターパーティリスクの高まりからラインカットが強まっている模様。余波で邦銀の円投ルートの外貨ファンディングもさらにひっ迫。マーケットがますます機能低下"
  • ECBが緊急オペ、しかも無制限=ちょっとまずいかも…-NY連銀はシステムレポ | 本石町日記

    先ほど出たニュースを手短に。ECBが緊急オペを打ったようだ。入札にはすべて応じる、とのことで無制限の資金供給である。ECBの金融調節はちょっと変わっており、1週間に1回の定例オペが主体。普段は滅多にオペは打たない。レートの上下動は放置するスタイルである。毎日オペ打ちまくりの日銀を見ていると、何でECBが1週間に1回で済んでいるのか不思議だが、これは準備預金が厚い(流動性が潤沢にある)ため。逆説的には、緊急オペ&無制限のオペを打ったということは、流動性ひっ迫が一時的にせよ起きていることを示唆する。サブプライムローン問題がユーロマネーマーケットの信用不安につながりつつあるのか。一過性で終わるのか。まだ詳細が分からないので、何ともいえないが、ちょっとまずい感じである。 続報です。緊急オペには49の金融機関が応札。総額は950億ユーロ程度。10数兆円である。デカい。国がたくさん集まっているから規模

  • 利上げ雑感=GDPドリブン・バックワード利上げ(すなわちダサい) | 本石町日記

    という表題のほか、幾つか感想を箇条書きまで。 主な感想 ・総裁連動派が岩田副総裁を除いて4人(武藤副総裁、春、福間、西村の各委員)であることが判明。だったら総裁が動けば1月も8対1で利上げだったんじゃないの。 ・岩田副総裁、今後は利下げを提案し続け、景気が後退したらヒーローになる。そうなれば次期総裁は確定であろう。当にそうなったらメチャ格好いい。 ・2月に利上げがずれ込んだ理由はやっぱり不明。「心、気分、気持ち」といった要因であるなら、今後も政策変更がいつかは不明。会見・懇談などの際には「ポリグラフ」の導入が必要かもしれない。まあ、年内はもう利上げなし、との見方が多いですが。 ・ただ、「第二の柱」に軸足を置いた利上げの感もあるため、株や不動産、為替の動向によっては政策委が情緒不安定になるリスクあり。 良かったこと ・総裁、国債買い切りをすぐには減らせないB/S上のメカニズムをある程度把握

  • 賛成6、反対3で利上げ見送り=とりあえず簡単な感想 | 本石町日記

    まず、私のべき論(利上げは慎重)には沿った結果であり、はからずしも先般のセミナーで話した内容(利上げする可能性高いが、議決延期請求の動きがあれば見送る)になっちゃいました。私個人としては今回の結果を評価すべきなんであろう(笑)。 以下、感想を幾つか。 ①全員が先行きの景気拡大、見通し通りにいく、とのシナリオを支持 ②にも関わらず3人が利上げ提案し、残り6人が現状維持となった「差」が不明 ③利上げ判断に到達する気分or心理的な差なのか ④3対6はフォワードルッキング対バックワードルッキングということか ⑤執行部3人(総裁・2副総裁)が利上げに賛成すれば可決なのにそうできなかったのはなぜ ⑥一番のタカ派は総裁(と私は見ている)だが、副総裁二人が慎重→執行部は割れている? ⑦2月利上げとの見方が多いが、その場合に利上げ判断を合理的に説明できるか ⑧政府はまた反対するのではないか=消費・物価が弱い

  • 円キャリートレードの続報=スイスでも円建てローン!? | 本石町日記

    知り合いのエコノミストから聞いた話。 ある顧客がスイスに行ったところ、「現地では円建てローンの広告が目立っていた」という。 これは意外な証言である。もともとスイスの金利は低く、欧州で流行る外貨建てローンのかなりはスイスフランで占められているため。つまり、私は、スイス以外の欧州人は金利の低いスイスフランで借金をし、スイス人は自国通貨建てでローンを組んでいる、と思っていたのだ。 以下は推測である。 スイス人が外貨建てでローンを組むには、スイスフランより低い金利の通貨が必要。それが円であった、というわけであろう。調べたところ、スイス国立銀行(中央銀行)はこのところ利上げしており、現在の政策金利(3カ月物LIBOR)の水準は1.25-2.25%のレンジ(不思議な政策金利体系である)。誘導目標はレンジだが、ターゲットは真ん中付近だとすると、1.75%となる。仕組みはよく分からないが、スイスフランより

    qooooo
    qooooo 2006/10/05
    ある顧客がスイスに行ったところ、「現地では円建てローンの広告が目立っていた」という。
  • ブログで読む世界経済の行方=シティーとウォールストリートより | 本石町日記

    金融系のブログはなるべく巡回するようにしているが、日々まとまった時間が思うように取れないので十分にウォッチできている状況ではない。そういう中で気になったエントリーを二つほど紹介したい。いずれも世界経済の行方に関するものだが、あくまでも先行き楽観的になれない私の琴線に触れたものであることを断わっておきたい。 まずはロンドンのヘッジファンドにお勤めの「Cutting Edgeさん」が書かれた「Distressed投資:早くも老舗が動く」より。詳しくは直接ご覧になってもらうとして、投資の最先端を走る向きがブーム&バストの波に誰よりも早く乗ろうとするのは世の常。景気は循環するもので、世界的に長く続いた好況(日での生活実感は乏しいが)もいずれは下降する。問題は、いつ下降が始まるのか。これは誰にも分からないのだが、少なくとも中央銀行よりは嗅覚の鋭い投資家の方が察知は早いように思う。もちろん、この「老

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