9日に開催される党首討論で、野党が演壇に全身鏡を設置する方向で進めていることがわかった。政権発足後初めての直接対決となる石破首相の相手は、石破氏の政策を熟知する石破氏以外考えられないとする意見が多数を占めたという。 野党関係筋が明らかにした。野党では、総裁就任後の石破氏が掲げる政策を警戒していたが、金融、財政、エネルギー分野など多くの点で岸田政権を踏襲していることが判明。総選挙での争点を明確にするため、党首討論に向けた戦略の検討に入っていた。 しかし、首相のこれまでの政治姿勢について分析を進めるにつれ、「新政権の問題点を今最も批判できる人物は石破氏ではないか」という意見と共に、石破氏を野党党首として論戦に送り込む案が浮上。多くの野党幹部もこれを支持した。 石破氏を党首に選出するには党内手続きが必要で、9日には間に合わないため、党首討論には暫定的に全身鏡を設置する方向で進めているという。 野