駅構内から撤去が進む時計(JR東日本提供)駅の改札口やホームに設置されている時計が姿を消しつつある。JR東日本は今後10年間で約500駅を対象に時計を撤去し、コスト削減を進める計画だ。新型コロナウイルス禍で採算性が悪化しており、28日には1キロ当たりの1日平均乗客数が2千人未満の地方路線の収支を公表したばかり。JR東は「鉄道をサスティナブル(持続可能)なものとするため」として撤去に理解を求めるが、時計がなくなった駅の地元からは「正確な時計の設置は鉄道事業者の当然の責任だ」と反発する声も上がる。 「どういうことなの」「駅の時計がなくなっていたんだけど、どういうことなの」 昨年12月、山梨県大月市役所に市民からこんな苦情が寄せられた。担当者がJR中央線の大月駅(同市)に確認すると、11月に時計が撤去されていたことが判明した。事前に連絡はなかったという。 富士山麓電気鉄道富士急行線が乗り入れる大
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