特別講義とくべつこうぎ第69回 特別講義 大祓と日本人の原罪意識 水無月の大祓の祝詞を折口信夫の訳にも触れて講義。「光源氏の心の中にも、藤壺の心の中にも、大祓の祝詞の中に「天つ罪」「国つ罪」というふうにしてつばらかに述べている罪の条々、箇条箇条が、具体的に自分の身を照らすものとしてあったに違いない」。第93回 特別講義 『源氏物語』から読む日本人の心の伝統 本文を離れた特別講義。「『源氏物語』というのは日本人にとって一体何なのか、現代の我々がどういう気持ちで『源氏物語』を読めば、日本人の心の伝統に沿った読み方ができることになるのかということを少し考えてみたいと思うのです」。第113回 特別講義 六月晦日大祓-折口信夫と源氏物語 水無月の大祓の祝詞を『古典文学大系1』(岩波)武田祐吉の訳で講義。祓と禊の違いや青草人が農耕をする上で持つ罪障観を素戔嗚の神話に擬え慎んでいたのではと解釈する。また