1950~60年代、電子音という新しい素材を手に、驚くべき壮大な音響世界を作り出していった日本の作曲家たち 柴田南雄、黛敏郎、湯浅譲二、武満徹、一柳慧…。 電子音楽黎明期の、いまなお斬新な作品の数々を、ライヴ空間で体感する。 1950年代、日本の音楽界に「電子音」という全く新しい技術がもたらされた。欧米と日本とがさほどの時差なく同じスタートラインに立つ技術だっただけに、日本は欧米に追随することなく独自の発展を遂げることができた。日本を代表する作曲家たちがこぞって試みた未知の音響の創造は、現在のエレクトロニック・ミュージック・シーンから、クラブ・カルチャー、そしてJ-popにまで、広く影響を与えている。そのあくなき探究心と底知れぬ実験精神に、現代の聴衆も圧倒されるに違いない。 http://www.arion-edo.org/tsf/2009/program/m02/?lang=ja ■プロ