「ヤクザ・リセッション」の著書で知られる日本在住のカナダ出身ジャーナリスト、 ベンジャミン・フルフォードさんが18日朝、神戸市の山口組総本部前で抗議活動を行った。 山口組側は完全無視を決め込み、抗議は一方的な形で約30分で終了したが、警察当局も 「過去に例がない」という決死の行動だった。 兵庫県警の捜査関係者によると、フルフォード氏は18日午前9時半ごろ、男女5人と タクシーで総本部前に乗りつけ、拡声マイクで「なぜ、私の命を狙うのか」と声を張り上げた。 県警では不測の事態に備えて計31人の警察官を投入して警備にあたったが、結局、 組関係者は姿を見せなかった。フルフォード氏は鬱憤を晴らしたのか、事前に警察から 許可を得ていた道路使用の制限時間(1時間)を30分近く残し、10時すぎに再びタクシーで 現場を後にしたという。 近所に住む主婦は「通りの角ごとに警察官が配置され、も