前回のラーメンのエントリでは、コメント欄で多々収穫があって、化調問題に関してこれまでよりも考えが煮詰まってきたように感じた。一番大きな認識の変化として、オレはこれまで「美味しんぼ」の流れを汲む化調忌避の傾向がラーメン業界に浸透すれば、必然的にラーメンのバリエーションの中に高級食志向の一派が生じてくると考えていたのであるが、おそらくそうはならないだろうと考えるに至った。 そのように考えていた根拠として、美味しんぼの化調批判は「真正な食品」「至高の美味」を追求する思想とワンセットのものであり、化調忌避だけを独立して切り出すのは片手落ちだろう、ならば化調を排除する正当性を持つ料理としての在るべき姿である高級食への道を歩み出すしかないだろう、と考えていた。 しかし、いろいろな方から情報を得て突き詰めて考えていくと、どうやら化調問題と謂うのは、そのような食に対する求道的思想の派生物ではなく、独特の背
一連の喰い物関連エントリにおいて、オレが「一般家庭では作れないもの」として避けて来たのはラーメンである。多分、ラーメンだけは一般家庭で作れない、それがオレの先入観だった。しかし、表題通りそのラーメンを作っちゃったのである。とは謂え、今回はこれまでのような調理上のコツを考察する話ではない(或る意味ではコツの考察でも在り得るが(笑))ので、それは一応お断りしておく。 事の発端は、いつも利用している業務スーパーである。「業務スーパー」と謂う名称があまりにも突っ慳貪なので一般名詞だと思いがちだが、これは歴とした商標であって、神戸物産と謂う企業が展開しているスーパーマーケットチェーン店の固有名詞である。関西資本だから、関西の人ならよく識っているかもしれない。 ここで扱っている商品は、一般的な食品企業のブランド品もあるが、普通のスーパーで売っているようなブランド食品はそんなに安いわけではない。ここの商
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