準天頂衛星初号機「みちびき」は運用系並びに待機系の計2台のルビジウム原子時計を搭載する冗長構成をとっており、そのうち運用系のルビジウム原子時計を使用し測位信号を生成しております。 平成24年12月19日2時40分(日本時間)に、待機系であるルビジウム原子時計2に異常が再発し、現在までに正常に起動できない状態が続いております。 ルビジウム原子時計2は平成24年6月4日1時42分(日本時間)に異常が発生*1し、不具合の原因究明を実施してきましたが、その後の調査結果を踏まえて、平成24年8月22日10時(日本時間)に再起動運用を実施し、再起動により復帰する状態となっておりました*2。 現在、測位信号の生成にはルビジウム原子時計1を使用し、正常な測位信号の提供を継続しております。 ルビジウム原子時計2に関しては、今後も原因究明ならびに対策の検討を進めてまいります。
前回、情報公開の一例として宇宙政策委員各人の「はやぶさ2」への態度を検証したので、今回は「はやぶさ2」に代表される太陽系探査に関する問題を取り上げる。小惑星探査機「はやぶさ」は2010年6月の劇的な帰還により国民的人気を得て後継機を待望する声も強い。すでに「はやぶさ2」の実機開発も始まっている。 にも関わらず、またも(そう、またもだ)「はやぶさ2」の開発予算は崖っぷちに立たされている。来年度予算編成方針案は「はやぶさ2については、対象とする小惑星への軌道投入時期等も考慮しつつ、探査機の開発や打上などの今後の進め方について検討を深めるべきである。」という、打ち上げ延期をも視野に入れたかのような微妙な表現をしている。 実のところ、打ち上げ延期は「はやぶさ2」というミッションの死にもつながる。今や、この問題の本質は「日本は成功した者を罰する国になるのか」という所にある。成功した者の足を引っ張り、
関連トピックス尖閣諸島 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、2013年度に打ち上げを予定している地球観測衛星(ALOS〈エイロス〉2)を使って、船舶を監視することを検討している。JAXAによる海洋監視は初めて。尖閣諸島や竹島といった領有権をめぐる問題への対応を視野に入れており、来年度に改訂される新たな中期計画に盛り込む方針だ。 ALOS2は高機能のレーダーを搭載し、撮影画像を地図作製や災害把握などに使うことを主な目的とした衛星。1〜3メートルの高分解能を持ち、船舶の識別も可能という。昼夜を通じ、曇天でも画像が得られる。レーダーが地上をとらえられる「視野」は幅2320キロと広く、昨年に運用を終えた地球観測衛星「だいち」の3倍近い。 「だいち」では、アマゾンの森林伐採など陸域監視の実績を積んだ。海洋監視では、JAXAは画像データを海上保安庁に提供することなどを検討しているという。 続きを
最先端のすごい技術に挑戦する、世界初の研究成果を出す、人類の進歩に貢献する……。 宇宙開発のプロジェクトについて語る時、技術者や研究者などは、こんな表現をよく使ってきた。 衛星にしろ、ロケットにしろ、プロジェクトを進めるには、100億円、1000億円単位の巨大な国費がかかる。とにかくすごいことをやるんだ、と宣伝しないと、予算は認められない。力が入るのも無理はない。 だが、その宣伝に、最近変化が生まれている。肩の力を抜いた「脱力系」とでも呼んだらいいのだろうか。衛星や探査機などを人に見立てて、「情」に訴える手法が目立ってきている。 7月21日、国際宇宙ステーションへ物資を運ぶ無人補給船「こうのとり(HTV)」が打ち上げられた。HTVは高さ10メートル、直径4メートル超、ドラム缶のような形をしている。この中にいろいろな実験装置を積み込んで、宇宙ステーションへ運ぶ。金色に輝く機体はきれいだが、形
JAXAの物資補給機「こうのとり」3号機がメダカを引き連れ国際宇宙ステーション(ISS)に到着しました。宇宙での放射効果や筋萎縮、骨の退化等の飼育実験を行うそうです。 今回使用する水棲生物実験装置(AQH)は、宇宙でも90日間小型魚類が生きられるよう、特別なろ過システムが採用されていて、自動給餌機能、昼夜照明、水や空気を保持する機能等を備えています。無重力空間の中で3世代継代飼育によって、宇宙環境が生物に及ぼす長期的な影響、世代を超えた影響を研究するのだそうです。 しかしなんで金魚じゃなくてメダカで実験するのだろう。まあ、透明なメダカの体で食べている様子や体内の状況を観察しやすいでしょうし、飼育も簡単そうだし、世代交代が早いですものね。 宇宙でメダカが飼育できる事がわかったら、いずれ宇宙水族館を設立してほしいものです。 [NASA via Neatorama] mayumine(Andre
関連トピックス台風 初めて海外から受注した韓国の衛星を載せたH2Aロケット21号機が、18日午前1時39分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。相乗りした衛星のうち、韓国の「アリラン3号」から順次分離して、軌道に乗せる。 海外衛星打ち上げビジネスへの参入は、日本のロケット開発の長年の目標だ。打ち上げを請け負う三菱重工は、今回の受注を実績にしたいと期待する。 「アリラン3号」は、高性能の撮影機器で地上の詳細な画像を撮れる多目的衛星。続いて分離する予定の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の観測衛星「しずく」は、地球上の水の動きを調べ、豪雨や台風予報の精度向上に役立てる。 この2機に続き、船の識別実験をするJAXAの小型衛星、高電圧発電を試みる九州工業大(北九州市)の小型衛星「鳳龍弐(ほうりゅうに)号」も順に切り離す予定だ。 関連記事九大、初の衛星打ち上げへ 自然災害時の地球観
「しずく」の名付け親認定証を受け取った小林恵さん=16日午後、鹿児島県南種子町、岩下毅撮影 鹿児島県の種子島宇宙センターから18日未明に打ち上げられる人工衛星「しずく」の名付け親を代表して、福岡市城南区の会社員、小林恵さん(30)が16日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から名付け親認定証を贈られた。 星空が好きで、友人と天体を観測するのが趣味。地球上の水の動きを観測する衛星の愛称をJAXAが募っているのを知り、「ミッションに合っていて、響きが愛らしくていい」と、「しずく」を提案した。 過去最多の応募2万件余りのうち、1392人が「しずく」を提案。その中から抽選で招待され、「しずく」を載せたH2Aロケットの打ち上げ当日は、同センターから見守る。小林さんは「無事に打ち上がり、皆さんに愛され、役立つように今後もずっと見守っていきたい」と話す。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには
2012年03月07日10:40 カテゴリ宇宙著作権 JAXAデジタルアーカイブスに利用申請出してみた #JAXA Tweet JAXAデジタルアーカイブス http://jda.jaxa.jp/ をご存知ですか? リンク先の利用案内には、 "JAXAデジタルアーカイブスは、 JAXAが取り組んでいる様々なプロジェクトの 画像・映像をご覧いただくことができるサイトです。 " とあります。 このサイトでは素材提供サービスを行なっており、 申請すれば、個人のホームページにも JAXAの写真を載せることが出来ます。 利用したという人の話を聞いたことがないので 今回試しに利用してみることにしてみました。 その結果掲載するのが以下の写真です。 Courtesy of JAXA こんなふうに、JAXAの写真を正式に載せることができます。 みなさんも利用してみてはいかがですか? ・・・と言いたいところで
"JAXA for Peace" Apeal http://jaxaforpeace.a.la9.jp/ 政府は、独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)法(以下、JAXA法)を改定し、宇宙開発を「平和の目的に限り」(第4条)とする現在の規定(以下、平和目的規定)を 削除しようとしています。JAXA法からの平和目的規定の削除は、これまで平和利用に徹してきた日本の宇宙開発や科学のあり方を大きく転換するものです。 日本の進路は、戦争放棄の平和主義の道か、軍事大国化の道かをめぐる岐路に立たされていると言っても過言ではありません。 私たちは、宇宙の軍事利用に歯止めをかけるため、また、宇宙のロマンを大切にするため、JAXA法から平和目的規定の削除に反対します。それは、以下の5つの理由に依ります。 1. 憲法の平和原則に抵触する 2. 宇宙の軍事利用のさらなる拡大につながる 3. 科学の公開性
政府は、独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)法(以下、JAXA法)を改定し、宇宙開発を「平和の目的に限り」(第4条)とする現在の規定(以下、平和目的規定)を削除しようとしています。JAXA法からの平和目的規定の削除は、これまで平和利用に徹してきた日本の宇宙開発や科学のあり方を大きく転換するものです。日本の進路は、戦争放棄の平和主義の道か、軍事大国化の道かをめぐる岐路に立たされていると言っても過言ではありません。 私たちは、宇宙の軍事利用に歯止めをかけるため、また、宇宙のロマンを大切にするため、JAXA法から平和目的規定の削除に反対します。それは、以下の5つの理由に依ります。 〒113-0034東京都文京区湯島1-9-5茶州ビル9階 九条科学者の会気付 E-Mail: 世話人:多羅尾光徳(東京農工大学) 浜田 盛久 (東京工業大学) カンパ振込先:郵便振替口座 0010
[1月12日11時20分更新] 観測ロケットS-520-26号機は1月12日(木)05時51分(日本標準時)に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。 観測ロケットS-520-26号機 打上げ終了 観測ロケットS-310-40号機 【打上げ日時】2011年12月19日23時00分~23時50分 予定 ※S-310-40号機は12月19日(月)23時48分に打上げられました。 観測ロケットS-310-40号機 打上げ終了 実験の目的 【夜間中緯度電離圏領域における電波伝搬解析】 ラジオ放送等で使われている中波帯電波の異常伝搬を引き起こす高密度プラズマ領域の発生メカニズムを解明する。これによって、安定した中波帯放送のための基礎データを取得できると期待される。 実験の概要 電離圏下部(高度100km付近)には急に高電子密度領域が発生し電波通信を不安定にすることがある。本実験では地上局から送信
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、昨年12月に金星周回軌道への投入に失敗した金星探査機「あかつき」が小型エンジンを逆噴射し、平成27年以降の再挑戦に向けた軌道調整を行ったと発表した。同様の軌道調整を今月中にあと2回行い、金星周回軌道への投入に望みをつなぐ。 あかつき計画の責任者をつとめる中村正人・JAXA教授によると、あかつきは1日午後、JAXA宇宙科学研究所(神奈川県)の管制室からの命令に従い、姿勢制御用の小型エンジン4基を約10分間逆噴射。予定通りに速度を変え、太陽に近づく形で軌道を調整した。 今月10、21日にも行う軌道調整が成功すれば、金星周回軌道へ投入するためのポイントへあかつきを導くことができる。中村教授は「これから軌道データを精密に測るが、非常にうまくいっているようだ」と話した。 昨年5月に鹿児島県から打ち上げられたあかつきは、同年12月に金星周回軌道へ投入しようとした
印刷 関連トピックス北朝鮮金正日打ち上げられたH2Aロケット19号機=23日午後1時36分、鹿児島県の種子島宇宙センター、関田航撮影 国の情報収集衛星を載せたH2Aロケット19号機が23日午後1時36分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星は正常に分離され、所定の軌道に投入された。H2Aの打ち上げは成功は13回連続、通算で18回目。軌道投入された情報収集衛星は6機目(実験機をのぞく)になる。 情報収集衛星は1998年の北朝鮮によるミサイル発射を受けて導入が決まった事実上の偵察衛星で、2003年から打ち上げられている。今回は望遠カメラで地上を撮影する「光学」衛星の4号機。耐用年数を超えた衛星の後継機だ。性能や軌道などは詳しく公表されていないが、地上の約60センチを見分ける能力があるとされる。開発と打ち上げの費用は計約460億円。 関連記事情報収集衛星の28日打ち上げ延期
宇宙 2024.6.21(Fri) 7:54 狙われたJAXA、複数回のサイバー攻撃、NASA・トヨタなどの情報も大量流出の可能性[新聞ウォッチ] きょうの読売、毎日、産経、東京の各紙の1面トップは、「都知事選最多56人立候補、小池都政の8年問う」などと大きく取り上げているが、このうち、朝日の1面トップはサイバー攻撃による大量の情報流出という安全保障関連の気掛かりなニュースを特報している。 自動車 ビジネス 2024.3.31(Sun) 10:00 ブリヂストンが月面探査車用に新型タイヤを開発---トレッドを分割 ブリヂストンは、月面探査車用の新たなタイヤを開発した。このコンセプトモデルは、4月8日から11日まで米国コロラドスプリングスで開催される「第39回 Space Symposium」の日本パビリオン内、JAXAが運営するブースで初展示される。 宇宙 2024.1.26(Fri) 1
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