銀座の賑わいの目と鼻の先の、異国情緒溢れる寺院が築地本願寺である。古代インド様式の寺院内には象、獅子、馬などの動物の彫刻が配される。境内の洗練されたカフェでは、多くの女性が抹茶やスイーツを楽しむ。本堂ではハラミちゃんがパイプオルガンで、X JAPANの「Forever love」を奏で、その様子をYouTubeで配信する。そのような型破りな築地本願寺にとってのDX(デジタルトランスフォーメーション)とは、変化する社会で変わらぬ仏教の教えを「伝わる」ようにするための原点回帰だ。かつて参拝客も減少し、経営難にも瀕していた築地本願寺は、DXでどのように変わったのか? 責任役員で副宗務長の東森 尚人さんに話を聞いた。 東森 尚人(ひがしもり しょうにん)さん プロフィール 1969年生まれ。奈良県宇陀市出身。龍谷大学大学院文学研究科修士課程国史学専攻修了。京都西本願寺の浄土真宗本願寺派宗務所入所。
![築地本願寺が進めるDXは仏教の教えを「伝わる」ようにするための原点回帰 - さくマガ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b964ed94b076b7aa25b178f344f2b6764b107091/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fs%2Fsakumaga%2F20220526%2F20220526085445.jpg)