電力会社と政治家、官僚による癒着の中で原子力政策が進められていく様を描いた小説『原発ホワイトアウト』(講談社)が話題になっている。15万部を超えるベストセラーだ。 著者は若杉冽(れつ)という覆面作家。東京大学法学部卒業、国家公務員1種試験合格、現在霞が関の省庁に勤務していることだけが明らかにされている。内部告発だけに具体的に政官財の癒着の闇に迫っている。特に官僚の振る舞いに関しては記述が細かい。若杉冽氏に執筆の狙いなどを聞いた。 どんな立場で原子力政策に関わってきましたか。 若杉冽氏(以下、若杉):霞が関で働いていますから、直接的にも間接的にも様々なことを見聞きする立場にありました。 昨年末に政権交代した後から執筆を考えました。自民党政権が原子力発電所の再稼働にどんどん進んでいく中で、民意とはずれているなと。本当にこのままでいいのかと疑問を持っている人は多いと思います。2回の選挙を経たとは
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