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2011年10月頃から大旱魃のアフリカの角地帯に雨が降り始めた。60年で最悪といわれる旱魃地帯にとっては「恵みの雨」と思われた。 ところが結果的に、この雨が別の形で、子どもの命を奪うことになった。 段ボールやビニールをかけただけの住まい その理由の一つは、低体温と肺炎である。重度栄養不良では代謝機能が低下し、体温をうまく維持することができなくなる。骨と皮だけになった子どもの手足は驚くほどに冷たい。体温を測ってみると35℃以下ということもある。 遊牧民の住居はアッカルとよばれ、とても簡素なもの(写真)。木の枝でドーム状の枠を作り、その上に木の葉や布、時に段ボールやビニールなどをかけただけである。飢饉と内戦で自分の村を捨ててきた避難民の中には、直射日光や雨風をしのぐ布や段ボールさえなかったり、あったとしても、短時間に集中的に降る土砂降りの雨と風に耐えられないアッカルも多い。 雨季の沙漠の夜は冷
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