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2018年7月24日のブックマーク (9件)

  • 21世紀のオウム報道から消えたもの

    自分自身と地続きの、ちょっと変わった若者たちに過ぎない彼らが、フタを開けてみたら、あれほどまでに驚天動地の犯罪を犯していたということのもたらした恐怖が、あの事件の根的な驚きだった。 その意味では、連合赤軍による凄惨な山岳ベース事件や、革マルvs中核によるテロ殺人事件よりも衝撃は大きかった。 なぜというに、山にこもって軍事訓練をしていた左翼集団に比べて、オウムの人々は、ずっと「普通」に見えていたからだ。 当に彼らが普通だったのかどうかについて言っているのではない。メディアが、カルト教団たるオウムの各種組織からの信者の奪還運動を報じている一方で、他方では、彼らを「普通の」「面白い」若者として扱っていたことを忘れてはいけないということを、私はお伝えしているつもりでいる。 実際、彼らは深夜のお笑い番組の中にレギュラーのコーナーを持っていたりもした。 麻原彰晃こと松智津夫に限っていえば、当時の

    21世紀のオウム報道から消えたもの
    quelo4
    quelo4 2018/07/24
    “自分自身と地続きの、ちょっと変わった若者たちに過ぎない彼らが、フタを開けてみたら、あれほどまでに驚天動地の犯罪を犯していたということのもたらした恐怖が、あの事件の根本的な驚きだった”
  • 「幸せな国」発言と持てる者の自己責任論

    自分のリソースではどうにもならないことがある ……ふ~っ。 人生には「ストレッサー」はあまねく存在しており、とどのつまり日々の生活も人生もすべてストレッサーででき上がっている。言い換えれば「生きる」ということは、ストレッサーを処理することを連続的に行うことでもある。 そこで必要なのがリソースとなるわけだが、残念なことにそれは個人の努力だけでどうなるものではない。常に人は環境との相互作用で生きているため、たとえどんなに恵まれた星の元に生まれた人であっても、自分のリソースではどうにもならないことがあるし、リソースがないことで土砂降りの雨にびしょ濡れになる。 そんな時、リソース(傘)となってくれるような他者がいればなんとかなる。ところが、そのリソースを豊富に持つ体力ある人たちが、「いやいや、それは自己責任。努力が足りない」と傘を貸すことを厭う。 社会でも、会社という小さな社会でも、「人は環境との

    「幸せな国」発言と持てる者の自己責任論
    quelo4
    quelo4 2018/07/24
    “リソース(傘)となってくれるような他者がいればなんとかなる。ところが、そのリソースを豊富に持つ体力ある人たちが、「いやいや、それは自己責任。努力が足りない」と傘を貸すことを厭う”
  • 「幸せな国」発言と持てる者の自己責任論

    機会略奪のスパイラル 貧困の最大の問題は「普通だったら経験できることができない」という、機会の略奪。とりわけ幼少期の「機会奪略」はその後の人生の選択にも大きな影響を与える。教育を受ける機会、仲間と学ぶ機会、友達と遊ぶ機会、知識を広げる機会、スポーツや余暇に関わる機会、家族の思い出を作る機会、親と接する機会……etc.etc。 私たちは幼少期にこういった様々な経験を積む中で、80年以上の人生を生き抜く「リソース」を獲得する。 ところが低所得世帯の子どもはそういった機会を経験できず、進学する機会、仕事に就く機会、結婚する機会など、「機会略奪のスパイラル」に入り込む。 子どもの貧困率が増えた背景には、シングルマザーの増加や、非正規雇用の低賃金が存在していることがわかっているので、その機会略奪が「貧困の連鎖」を拡大させる大きなリスクになってしまうのだ。 それだけではない。若干古いデータになるが、2

    「幸せな国」発言と持てる者の自己責任論
    quelo4
    quelo4 2018/07/24
    “リソース=GRRs(Generalized Resistance Resources=汎抵抗資源)、あらゆるストレッサー(ストレスの原因)の回避、処理に役立つ。ウェルビーイング(個人の権利や自己実現の保障、身体精神社会的に良好状態)を高める”
  • 「オウム7人死刑」を現役大学生はどう見たか

    心の空白に付けこむカルト オウム事件後しばらくは、カルト教団の勧誘は影を潜めていたはず。しかし、かれこれオウム事件から20年以上が経過し、再び、若者に対する勧誘の動きが活発化しているのだ。 地方から都会への人口の流出などを背景にして、ムラやイエの宗教であった仏教や神道を継承していくことが困難な時代だ。いっぽうで、都会に出た「個」を対象にカルトが狙いを定める。貧困や格差も拡大し、心の空白が生まれている。極めて危険な兆候である。 今後、残る6人の死刑執行が終われば、オウム事件は完全に「過去の事件簿」になってしまうことだろう。オウム真理教の後継団体の動きも不気味である。いま一度、オウム事件の教訓を振り返り、再び、宗教の名の下に行われる不幸を、未然に防ぐ手立てを考えなければならないだろう。 「日のお寺は、単なる風景に過ぎなかった」。事件後、あるオウム信者が漏らした言葉である。彼らにこう言わしめた

    「オウム7人死刑」を現役大学生はどう見たか
    quelo4
    quelo4 2018/07/24
    オウム真理教の後継団体の動きも不気味である。いま一度、オウム事件の教訓を振り返り、再び、宗教の名の下に行われる不幸を、未然に防ぐ手立てを考えなければならない
  • 「オウム7人死刑」を現役大学生はどう見たか

    当時、伝統仏教教団内部では、オウム事件についても議論する動きがあったというが、最近はオウムに関する話題も僧侶の中でほとんど聞かれなくなった。だが、むしろ今だからこそ、あの事件を検証、広く議論する時機にきていると思う。 死刑執行に対する仏教界の反応 麻原の死刑執行以後、仏教界の目立った動きといえば執行の3日後、真宗大谷派(総山、京都・東願寺)が死刑執行の停止を求める声明を出したことくらいであろう。 「かけがえのないいのちを奪い、人間の尊厳を冒す犯罪行為は、絶対に許されません。私たち仏教者は、その犯罪行為が宗教による救済の名のもとに行われたことに衝撃と憤りを覚えます。同時に、教祖に無批判に追従した青年を思うとき、現代を生きる人々の悩みや苦しみにいかに応えていなかったかが知らされ、仏教者としての責任を痛感いたします」 とした上で、 「罪を犯した者のいのちを奪う死刑の執行は、根源的に罪悪を抱え

    「オウム7人死刑」を現役大学生はどう見たか
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    quelo4 2018/07/24
    “麻原の死刑執行以後、仏教界の目立った動きといえば執行の3日後、真宗大谷派(総本山、京都・東本願寺)が死刑執行の停止を求める声明を出したことくらいであろう”
  • 「精神科医に拳銃を」、医師が語る“本音” - 香山リカ|論座アーカイブ

    「精神科医に拳銃を」、医師が語る“音” 批判よりも、「よく言った」という発言ばかりがネットで拡散 香山リカ 精神科医、立教大学現代心理学部教授 精神医療と人権をめぐって、またたいへんなできごとが起きた。 そして、それ以上に深刻な問題は、そのできごとに対する医療の世界や世間の反応だ。私も精神医療の世界にいる人間のひとりとして、“身内の恥”をさらすようで気が引けるのだが、今回はあえてこの問題を取り上げてみたい。 先日、日の精神科病院の多くが加入している組織のトップが、別の医師の発言とはいえ、自筆原稿に「精神科医にも拳銃を」と記して波紋が広がった。 その組織とは、全国の精神科病院でつくる公益社団法人「日精神科病院協会」だ。日精神科病院協会には平成29年度末で1205病院が加入しており、これは全国の精神科ベッドの85%にあたるという。 問題の文章は、この協会の会長である精神科医・山崎學氏が

    「精神科医に拳銃を」、医師が語る“本音” - 香山リカ|論座アーカイブ
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    quelo4 2018/07/24
    “むしろ「よく言った」発言ばかりがネットで拡散、怒り驚きを通り越し無力感さえ覚える。 近年「きれいごとではない、本音の発言」「あえてタブーに挑戦する」で、これまでの良識や常識を打ち破る人が人気”
  • 梅雨ダル・夏の不調解消に効果あり! 背骨まわりのストレッチ

    ジメジメした季節や夏の暑い日にも屋内で手軽にできるエクササイズを、“骨格筋評論家”としても活躍する日体育大学准教授の岡田隆さんに教えてもらう特集。最終回は、梅雨から真夏にかけての疲労感やだるさ、肩凝りを解消する、背骨まわりのストレッチをご紹介しよう。 梅雨から真夏にかけては、体調を崩しやすい季節だ。この時期の疲労感やだるさ、頭痛、肩凝りといった不快な症状の原因として考えられているのが、自律神経の乱れ。梅雨時の気圧の変化や、酷暑の屋外と冷房の利いた屋内を行き来することによる急激な温度の変化は、脳と、その働きに支配される自律神経に大きなストレスを与える。急激な変動に対応しようとして交感神経(*1)が興奮し、さまざまな不調を誘発すると考えられているのだ。 自律神経が乱れると筋肉も張り、悪循環に 「自律神経が乱れ、交感神経側が優位なままだと、筋肉も緊張したままになりやすいんです。すると血行も悪

    梅雨ダル・夏の不調解消に効果あり! 背骨まわりのストレッチ
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    quelo4 2018/07/24
    “筋肉が張ったままになっていると、神経も圧迫されて脳からの信号がうまく届かなかったり、体の各部位の状態を知らせる合図が脳にフィードバックされなくなったりする。そのために脳が混乱し、自律神経系の乱れ”
  • たった1週間で血圧を下げる「リセット減塩」

    第2回 短期間の徹底減塩を繰り返す、反復1週間減塩法とは 2018/7/24 田中美香=医療ジャーナリスト 中高年の多くが気にする「高血圧」。突然死を避けるためにも、何とか血圧を下げたいと誰もが思うが、生活習慣の改善はなかなか続かない。特に、血圧対策の代表ともいえる「減塩」は、塩味が効いた事に慣れた人には“苦行”でしかないだろう。今回は、そんな我慢のきかない人にも続けやすい減塩法をご紹介しよう。指南するのは、ミスター血圧こと、前東京女子医科大学東医療センター内科教授・愛知医科大学客員教授の渡辺尚彦さん。30万人以上の患者に減塩指導を行ってきた経験が裏づける、塩分摂取を段階的に減らすコツとは――。 第1回 では、血圧を毎日記録する「血圧レコーディング」の効果を解説した。しかし、血圧レコーディングを続けて、「今日は少し高めだからマズい」と思っても、具体的に何から始めるべきか迷ってしまうもの。

    たった1週間で血圧を下げる「リセット減塩」
    quelo4
    quelo4 2018/07/24
    “減塩の場合は、1週間もあれば血圧は下がってきます。効果が早く見えるから、『もっとやってみよう!』とやる気も出やすいのです」(渡辺さん) ”
  • (凄腕つとめにん)山本留美子さん 全国で手がけた風力発電、225基:朝日新聞デジタル

    quelo4
    quelo4 2018/07/24
    被災地の福島県飯舘村で進めているのは「クロス発電」。既存の太陽光発電所に風力発電を併設し、夜間や雨でも発電が途切れないようにする全国でも珍しい取り組み