令和が発表されたとき、典拠となった「万葉集」に注目が集まりました。書店では万葉集やその解説書が売れているといいます。これを機に日本の古典を教養として知ろうという思考は、意識が高い。つまり「意識高い&ポジティブ」です。また、元号は日本の伝統であるから尊重すべきだという保守派の意見もここに入るでしょうか。 「意識高い&ネガティブ」は、思想的に元号に反対、もしくは使われた文字や典拠が学術的に気に入らないという意見です。論争は、意識の高い者同士の間で行われます。意識低い者同士は、単なるケンカです。 全体からすると、意識の高い人は少数派です。思想的なこだわりが強い人や、万葉集を読んでテレビで知る意味以上に知ろうとする人は全体からするとマイノリティです。ボリューム的には意識の低い人が多くなります。 30年前の発表が、ネタとしてのテンプレートに 令和が発表されると、TwitterなどのSNSで「ネタ化」