私たちの体の中に約37兆個ある細胞。そのほぼすべてで日々働いている“細胞の若返り機能”「オートファジー」は、ヒトの場合、60歳頃から活性が低下し、老化や、加齢に伴い増える病気とも密接に関わることがわかってきた。オートファジーの研究を行う大阪大学栄誉教授の吉森保氏は、オートファジーの働きにブレーキをかけるタンパク質「ルビコン」を発見。このルビコンを除去することで老化やさまざまな病気の予防が可能かもしれないと話す。第2回は、世界的にもホットな研究分野であるオートファジーと老化、病気との関わりについて聞いていこう。
正解(間違っている説明)は、(1)激しい筋トレをすると、尿酸値が下がりやすい です。実際には、激しい筋トレをすると、尿酸値が「上がりやすい」とされています。 筋トレ、飲酒…、尿酸を増やしかねない生活習慣 大阪大学大学院で生活習慣病の研究をする特任准教授の野口緑さんによると、尿酸は、細胞の核の中にある核酸の主成分「プリン体」が分解されてできる「老廃物」です。古くなった細胞を分解する新陳代謝の過程で、細胞の中に含まれるプリン体を材料にして作られます。 筋肉痛が起きるくらいの激しい筋トレをすると筋肉の細胞が壊れますが、その際も細胞の老廃物である尿酸の値が上がります。従って、尿酸値が気になる方は激しい筋トレのやりすぎには要注意です。 そして、皆さんご存じのように、プリン体は私たちが口にする食品にも含まれています。それを材料にして肝臓で尿酸が合成されます。ですから、プリン体の多い食品のとり過ぎにも注
日本を襲う高齢化の波。全人口のうち65歳以上が占める割合を高齢化率と呼ぶが、日本はその割合が27.3%と、世界トップクラスだ。しかも2025年には約30%、2060年には約40%に達すると予測されている。急激な変化の渦中にあって、老いを肯定的に捉えることができない人も少なくない。 1967年、ローマで司祭に叙階され、長年カトリック東京大司教区で司教を務めた著者が、自らも老境にさしかかるなかで思索を深め、「人生を支え、老いを照らす光」が何であるかを綴った。 「実に、身体の衰えと能力の衰えは、さまざまな形で、負の感情を人に与え、徐々に否定的な諦めの境地に追い込んでいきます。その負の感情は、それまで人生の生きがいとしてきたさまざまな仕事や周りの人に対する世話や奉仕活動からの撤退による喪失感という形で表れる人もいます。それは、仕事に熱心に取り組んできた人たちに共通するものです。 空の巣症候群という
オリンピック選手や青山学院大学駅伝チームの指導もしているフィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんが、さまざまなトレーニングや、食事など体づくりについて動画で解説するこの連載。今回のテーマは、「絶対に太らない食事」。食べても太らない食事なんて、あるのでしょうか。中野さんは、「実はとても身近にある」と教えてくれます。 「絶対に太らない食事」は、実は身近にある こんにちは。フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一です。 さまざまな体の悩みを解決するためのトレーニングや、食事など体づくりについて、私が動画で解説するこの連載。今回のテーマは、「絶対に太らない食事」です。 「絶対に太らない食事」なんて、存在すると思いますか? 実は、私たちの身近にあると私は考えています。 早速イントロの動画をご覧ください。
FEATURES of THEMEテーマ別特集 年を取っても朝までぐっすり眠るための生活習慣 朝すっきりと目が覚めない。目が覚めても疲労感が残っている。夜眠ろうとしてもなかなか寝付けない。夜中にトイレで目が覚めてしまう。こうした睡眠に関する悩みは、年齢を重ねると増えてくる。そのメカニズムや対策を紹介しよう。 骨を強くして健康寿命を3年延ばす 必要な3つの栄養と3つの運動 丈夫な足腰を維持することは健康寿命の延伸につながる。足腰の維持には、十分な筋肉や滑らかに動く関節はもちろん、強い骨も欠かせない。どうしたら強い骨をつくれるのだろうか。本テーマ別特集では、骨を守り、強くするための3つの食事と3つの運動についてコンパクトに紹介していく。 男性特有の「前立腺肥大症」と「前立腺がん」は50代から急増! 男性特有の臓器である「前立腺」。年齢を重ねるほど前立腺のトラブルは増加し、前立腺肥大症を発症して
苦手だけど付き合わないわけにもいかない上司や同僚、こじらせている親子関係など、人間関係の悩みはつきない。公立諏訪東京理科大学工学部教授で脳科学者の篠原菊紀さんは、「確かに人間関係は困難ではあるが、コントロールもできる」と話す。今回は、脳からのアプローチで「嫌い」を「好き」にひっくり返すコツについて聞く。 「嫌い」という記憶は増幅していく 前回(「緊張に弱い脳はある! 克服に役立つテクニックとは」)は、緊張しやすいタイプの人であっても「脳をダマす」ことでうまく乗り切ることができる、という目からウロコの脳のメカニズムについて教えていただきました。 今回は、日々付き合わなくてはならない苦手な相手、上司や同僚、あるいは親子関係など、誰もが大なり小なり覚えがあると思われる人間関係の悩みについて伺いたいと思います。「苦手な相手」を前にするとき、脳ではどのようなことが起こっているのか、そしてその苦手意識
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