うわさでは聞いたことがありました。 職を失って、家族に告げられない。 奥さんはいつものように手作りのお弁当。 そしていつもの時間に家を出る。 一日を「公園で過ごす」。 そんな方が身近にいました。 昔の会社の先輩です。 飲み会ですっかり酔った先輩がいきなり語り始めました。 <あらすじです> その方は「縁故」で入社。 とんとん拍子に出世。 したものの、いつしか憂き目に。 男の嫉妬は怖い、とだけ申しておきます。 いつしか、敵が多くなにごともはかどらず。 若気の至りで会社からおさらば・・・。 奥様もその職場と縁がある方で告げようにも告げられない。(告げにくい) <会話では> 「朝、いつものように女房が弁当を作ってくれて外に出る。 でも、いくあてもないから公園にいって 一日は長いしやることもないし・・・。」 と酔った勢いの話はつづきます。 うわさでは聞いていたものの、本当にそういう方がいました。 そ