参院選後は憲法改正が実現か-。7月21日投開票が有力視される参院選について産経新聞が実施したシミュレーション結果によると、自民党や日本維新の会、みんなの党などの改憲勢力は、非改選議席を合わせて参院定数の「3分の2」近くに達することが分かった。3党を除く他党などから3人以上が改正賛成に回れば「3分の2」を超えることになり、改正に慎重姿勢を取る与党の公明党が賛成しなくても憲法改正は視野に入ってくる。(小田博士) 憲法96条は、憲法改正には「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」をもって国会が発議し、国民投票にかけるとしている。 衆院(定数480)では現在、自民が294、維新が54、みんなが18の各議席を得ている。合計すると3党で366議席。「3分の2」ラインの320議席をすでに突破している。 これに対し、参院(定数242)の「3分の2」ラインは162議席。この数字を超えられるかどうかが参院選の焦