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ブックマーク / mf0929.blogspot.com (4)

  • 消費税逆ざや問題に薬価上げは効果なし

    消費税増税で薬局が潰れる?の続き。 逆ざや問題を解決するために挙がる案のひとつ「薬価を上げる」 実はこれは、まったく効果がありません。 実際に計算してみるとそれがわかりますので、以下参照。 算数が苦手な方は計算式を読み飛ばしてご覧ください。 まず前提から。 「薬価には消費税が含まれている」という解釈らしく、かつて消費税を加味するべく薬価上げがあったらしい(年配のMSさん談)。事実、次回の消費税UPの際には同率での薬価上げが予定されているようです。 税抜き薬価をx、税率をyとすると、公定薬価は (1+y)x 消費税率 y の上昇に連動して、薬価 (1+y)x も確かに上昇しますね さて、値引率を13%とすると、仕入値は 0.87x(1+y) ここに消費税がかかります 税込み仕入値は 0.87x(1+y)^2 ですね 税込みの仕入値と薬価がイコールになる、つまり損益分岐点を調べます。 0.87

    消費税逆ざや問題に薬価上げは効果なし
  • 消費税逆ざや問題の真の解決策

    消費税逆ざや問題に薬価上げは効果なしの続き。 鋭い方は既にお気付きかもしれません。 前回計算の途中で、税込みのはずの薬価にさらに消費税がかかっています。((1+y)が二乗になっていますよね。) 実はそもそもこれがおかしい。 なぜ税込みであるはずの薬価に、さらに税率をかけるのか。 流通段階では薬価 x で計算し、最終消費者つまり患者に渡るときに税込み薬価 (1+y)x で計算するのが正解のはず。 つまり計算すると以下の通り。 税抜き薬価をx、税率をyとします 値引率を13%とすると、仕入値は 0.87x ここに消費税がかかります 税込み仕入値は 0.87x(1+y) ですね そして、患者に渡るときの薬価は税込み薬価 (1+y)x です こちらの方が大きいと期待して不等式をつくります 0.87x(1+y) < (1+y)x 0.87 < 1 よって真。 仕入値よりも、必ず売値が上回ることになり

  • 薬価の消費税上乗せ分を明細書に表示することによる棚ぼた効果

    日経DI 調剤基料に消費税引き上げ分を上乗せ http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/di/trend/201309/532629.html 消費税の税率UPに合わせて調剤基料を上げるそうですが、今回はそちらではなく副題の方に注目。 薬価は消費税の上乗せを明細書や薬情に記載 ですって。これによってひょっとしたら解決に向かう問題があるかも? 以下、記事より抜粋。 また、薬価に消費税分が上乗せされていることが分かるように、明細書や薬剤情報提供文書に表示することも決定した。 消費税逆ざや問題の真の解決策で書いたように、現状は流通過程で消費税の二重課税が起こっています。 簡単に言うと、税込みのはずの薬価に仕切率をかけ、その後に再び税率をかけているせいで税率が上がると利益を圧迫、どこかで逆転していわゆる逆ざやになります。計算を知りたい方は以下記事参照。

    薬価の消費税上乗せ分を明細書に表示することによる棚ぼた効果
  • 医薬品の流通過程での消費税のかけ方がオカシイ件

    何度か書いていますが、改めて。医療業界における七不思議のひとつ(と個人的に考えている)医薬品の消費税問題。 簡単に言うと、100円の薬を90円で売っていたのに消費税率が上がると仕入が101円になったりする”逆ざや”が起こり得る、という問題。 原因は”非課税”などではなく”流通過程での消費税の二重課税”です こう書くとガソリンのように国が二重課税しているように聞こえますが、実際には流通過程の計算方法に問題があります。 なお、”非課税”というカテゴリは金融・会計クラスタで何かと物議を醸していますが、ここではあえて割愛。それ以前の問題だからです。 関連記事:薬価の消費税上乗せ分を明細書に表示することによる棚ぼた効果 今の流通のイメージは 製薬企業が薬を作るため10で仕入れて80で卸に売ります。 卸が80で仕入れて85で薬局に売ります。 薬局が85で仕入れて100で患者に売ります。 こうですね。こ

    医薬品の流通過程での消費税のかけ方がオカシイ件
    quick_past
    quick_past 2023/08/17
    うーん。保険診療で使う薬は非課税だけど、自由診療なら課税対象になる。それは製薬会社側でチェックできないから、一律課税するしかないような
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