オリオン座の一等星ベテルギウスの姿を、アルマ望遠鏡が視力4000を超える超高解像度でとらえました。ベテルギウスは、その一生の終末期である赤色超巨星の段階にあり、太陽のおよそ1400倍の大きさにまでふくらんでいます。アルマ望遠鏡が撮影した画像では、星表面の一部で電波が強くなっており(画像内の白い部分)、周囲より1000度ほど高温になっていることがわかりました。また画像左側には、少しふくらんだような構造も見えています。 超高解像度観測で調べる星の表面 夜空に見える星は非常に遠くにあるので、望遠鏡で見てもふつうは点にしか見えません。しかしベテルギウスは、地球から約500光年と比較的近い位置にある上、太陽の1400倍(太陽系で言えば木星の軌道のあたり)にまで膨らんでいるため、非常に高い解像度の観測で表面の模様を調べることができる数少ない星のひとつです。 アルマ望遠鏡が見たのは、可視光で見た時のベテ
![ニュース - アルマ望遠鏡がとらえたベテルギウス - アルマ望遠鏡](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/73932b1d691c3907b2e5206caf9e4871226f9702/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Falma-telescope.jp%2Fassets%2Fuploads%2F2018%2F01%2Fbetelgeuse-full-2015-1800x1800.jpg)