biz-journal.jp 神戸の東須磨小学校で起こった教員間のいじめ、というより傷害事件やハラスメントの件に関する記事で、「ゲミュートローゼ」という聞き慣れない言葉が出てきました。 というのも、とくに後輩教師に性行為を強要した男性教師といじめの主犯格である40代の女性教師は、「ゲミュートローゼ」である可能性が高いからだ。「ゲミュート」とは、思いやり、同情、良心などを意味するドイツ語である。このような高等感情を持たない人を、ドイツの精神科医、クルト・シュナイダーは「ゲミュートローゼ」と名づけたわけで、「情性欠如者」と訳される。 「情性欠如者」は冷淡かつ冷酷であり、他人に対して陰険で残忍なことを平気でする。しかも、罪悪感を覚えず、反省も後悔もしない。おまけに、「情性欠如者」の目立つ特徴として、教育によって改善することが不可能である点をシュナイダーは挙げている。 精神科医の片田珠美先生の文章