島根県の離島・中山間地域の高校に、全国から年間約200人が入学する理由。「教育魅力化」に取り組むコーディネーターたちが実践する、地域へ、世界へ向けた学校の開きかた 2017.12.26 磯木 淳寛 磯木 淳寛 高校生が、学校の授業の一環で地域に繰り出す。地元の人と交わる。さらには海外にまで飛び出す―。 そうしたリアルな体験を通じて、生徒のさまざまな力を伸ばしていく「教育魅力化」の取り組みが島根県で始まり、全国から続々と生徒が集まってきています。 「なんのために勉強するの?」 学生時代に誰もが一度は抱いた疑問を、「今、子どもたちはどんな力を身につけるべきか?」という問いに変換して、志ある大人たちが真剣に取り組むと、教育のかたちは大きく変わります。 島根県海士町の大野佳祐さんと津和野町の中村純二さんは、子どもたちへの教育は未来をつくることだと信じて、島根県に移住し、先進的な教育環境づくりを行う