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ブックマーク / mmpolo.hatenadiary.com (3)

  • 美術評論家3人が亡くなった - mmpoloの日記

    6月からふた月ばかりの間に3人の美術評論家が亡くなった。6月2日にワシオ・トシヒコさん(75歳)が、6月3日に江邦夫さん(70歳)が、そして8月5日に名古屋覚さん(51歳)が亡くなった。ワシオさんと江さんが心筋梗塞、名古屋さんは自分ですい臓がんだと『ギャラリー』7月号のコラムに書いていた。 ワシオさんは美術評論家で詩人だった。わが師山弘について公明新聞と雑誌『Bien 美庵』に紹介してくれた。『ワシオ・トシヒコ詩集』(土曜美術社出版販売)が発行されたとき、青華画廊で展示即売会が開かれた。出版の条件が発行部数の半分を著者が購入するというものだった。それで即売会を開いたので私も購入した。そこから「考える人」を、 歩く 見る 座る 歩く 見る 座る 歩く 見る 座る 歩くうちに 歩く理由が彼方へと消える 見るうちに 見たいものが見えなくなる そこで地べたに どっこいしょと座る 夕闇が迫る

    美術評論家3人が亡くなった - mmpoloの日記
  • 岡田暁生『「クラシック音楽」はいつ終わったのか?』を読む - mmpoloの日記

    岡田暁生『「クラシック音楽」はいつ終わったのか?』(人文書院)を読む。副題が「音楽史における第1次世界大戦の前後」という。岡田は『オペラの運命』『音楽の聴き方』『西洋音楽史』『オペラの終焉』などクラシック音楽に関する優れた評論を書いている。 第1次世界大戦は1914年に始まった。アヴァンギャルド音楽は第1次世界大戦直前ころ始まっている。シェーンベルクの始めた無調音楽は1908年ころから開始されている。「管弦楽のための5つの小品」が1909年、モノドラマ「期待」も1909年、「6つのピアノ小品」が1911年だった。ストラヴィンスキーがリズムの秩序を破壊した「春の祭典」を1913年パリ初演で発表し大スキャンダルとなった。そしてイタリアのルイジ・ルッソロがやはり大戦直前に騒音音楽を発表した。ルッソロの発明したイントナルモーリという楽器は自動車のエンジンのような爆音や銃の機銃掃射の音を発生させる騒

    岡田暁生『「クラシック音楽」はいつ終わったのか?』を読む - mmpoloの日記
    quick_past
    quick_past 2016/03/09
    声調はワグナー、交響曲はマーラーが壊したって印象持ってます。
  • 高階秀爾『日本人にとって美しさとは何か』を読んで - mmpoloの日記

    高階秀爾『日人にとって美しさとは何か』(筑摩書房)を読む。高階は現存の美術評論家として第一人者の大御所だ。新しい日の作家たちを紹介した3部作『日の現代アートをみる』『ニッポン現代アート』『ニッポン・アートの躍動』(いずれも講談社)はとても良かった。紹介された100人近い作家の選定も高階の確かな眼を感じさせたし、個々の作品を解説する文章が見事だった。さすが大御所と感じ入った。だから書も期待して読んだ。 最初に「言葉とイメージ 日人の美意識」という講演録が収録されている。一昨年の静岡県での講演とあるが、どんな聴衆相手なのか分からない。あまりレベルが高くないのは一般の人を前に話したものだろうか。第2部では日の絵画と西洋の絵画を比較している。日の伝統絵画や、江戸末期から始まった日の洋画について意外に高く評価していて勉強になりおもしろかった。 第3部は「日人の美意識はどこから来るか

    高階秀爾『日本人にとって美しさとは何か』を読んで - mmpoloの日記
    quick_past
    quick_past 2016/02/05
    主語でかい系かー>「自分にとって」=「日本人にとって」
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