注意欠如多動症(ADHD)を有するお子さんでは睡眠覚醒リズムの乱れがよく見られる睡眠覚醒リズムはメラトニンの分泌によってコントロールされているが、メラトニンの分泌が少なくなる体質(遺伝子の変化)を持つお子さんでは、8歳から9歳でのADHD症状が強くなるADHDのお子さんでは睡眠覚醒リズムが乱れやすいことを念頭においた対応が求められる 浜松医科大学子どものこころの発達研究センター 高橋長秀 客員准教授(名古屋大学医学部附属病院親と子どもの心療科 准教授)、土屋賢治 特任教授(大阪大学大学院連合小児発達学研究科 特任教授(常勤))のチームは、「浜松母と子の出生コホート研究(HBC Study)」の一環として、台湾国立大学との共同研究を行い、夜にメラトニンの分泌が低下しやすい体質(遺伝子の変化)を持つと、注意欠如多動症(ADHD)の症状が強くなることを見出しました。 メラトニンは光を浴びると分泌