ロブスターに大麻を吸わせる方法を実演する店主のシャーロット・ギル氏。海水を入れたプラスチックの容器をホットボックス(吸入用の密室空間)代わりに使う。ボウルで燃焼させた大麻の煙を、エアマットレス用のポンプを用いてホットボックスにホースで流しこむ。メイン州保健局が待ったをかけなければ、ギル氏はこのロブスターを店で提供する計画だった。(PHOTOGRAPH BY MICHAEL D. WILSON) 2018年、米メイン州サウスウエスト・ハーバーにあるレストラン「シャーロッツ・レジェンダリー・ロブスター・パウンド」のオーナー、シャーロット・ギル氏と店のスタッフは、生きたロブスターに大麻を吸わせてから調理する試みで注目を集めた。 子どもの頃のギル氏はお金を貯めて、生きたロブスターを買っては海に放していた。大人になってロブスターレストランを経営するようになり、毎日、数十匹のロブスターが生きたまま調理