健康診断で、とある若い受診者さんがいました。既存症に片頭痛があったので「発作はうまくコントロールできてますか?」と聞くと(その健診の時は時間に余裕があったので聞いても後につかえることはなく) 受診者さん「このお薬を飲んでるんですけど、あんまり効かなくて…」 と、見せてくれたものはトリプタン系の薬剤。片頭痛発作には効果的なものではあります。 自分「頭痛が来る時って、来たぞ来たぞ!(サガ2のアポロン的な?)というような、前触れのサインってありますか?」 受診者さん「あー、目の前がぼやけてちょっと光るみたいなのがありますね」 前兆を伴う片頭痛ですね。そして、このトリプタン系は飲むタイミングも重要でして 自分「この痛み止めって、いつ飲むように言われました? 痛くなり始めに?」 受診者さん「いや、さっき言った前触れの時に飲めって言われました」 お、トリプタン系が効かない原因はここにあるかもしれません
精神病院には、長年ずっと同じ処方であったり多剤大量となったりしている患者さん(入院外来問わず)がいます。かつ、ちょっと不調な時があれば抗精神病薬をその時に上乗せされ、落ち着いてもそのまま。そして担当医の変更がもちろんあり、そうなると新しく担当となった医者は薬剤歴を見て「この薬を新たに入れたのは何のためだ?」と分からなくなることも。「もし切って悪化したら大変だな…。安定していたのがそれで崩れるのも患者さんに悪いし…。何かしらの必要性があって入れてるんだろうな…」と考え込むと、昔々に増量されたり開始されたりした薬剤を減量中止するのも気が引ける…。そんなことが往々にしてあります。患者さんの今ある生活を崩したくない、と思うのはごもっともなのです。例えばハロペリドール12mg+プロペリシアジン60mg+クロルプロマジン100mg+レボメプロマジン50mgなんてのも昔々の患者さんでは目にします。おそら
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く