【すごいぞ!ニッポンのキーテク】見えない“敵”を集めて封印 Jパワーの切り札 (1/2ページ) 2009.9.27 08:00 Jパワー(電源開発)はIHI、三井物産などと共同で、2010年末から豪州クイーンズランド州のカライド石炭火力発電所(発電出力3万キロワット)で、二酸化炭素(CO2)回収・貯留技術である「CCS」の実証プロジェクトに乗り出す。プロジェクトの総事業費は2億6000万ドル(約187億円)にのぼる。3技術をすべて保有 CCSは、発電所などから排出されるCO2を回収し、地中深くに封じ込めて貯留する技術。08年6月に北海道洞爺湖サミットでその重要性が確認され、10年までに世界各地で20の実証プロジェクトを推進することで合意した。こうした動きを受けて、豪クイーンズランド州では、新設の石炭火力発電所には5年後に商用化できるCCS設備を付設することが条件になっているほか、EU(欧