「なお、原作小説はテレビドラマ『宮廷の諍い女』の続編であるが、テレビドラマ版は続編的な位置づけではなく、一部設定が異なる。」とウィキペディアの「如懿伝」に書き加えたのは私なのですが、いやホントここ、結構個人的には気になっているところ。 そもそもが小説の甄嬛伝が架空の王朝の話だったのを、ドラマ化した時に清朝の雍正帝の時代の話にしたもので、ドラマが大絶賛だったからなのか続編小説は清朝の乾隆帝時代の話として書かれでいるわけですが。そうしたらその続編小説をドラマ化する場合はドラマの甄嬛伝の世界線上に作られると期待しちゃうわけじゃないですか。だけどそうはならなかった。 甄嬛はもともと、愛する人と添い遂げたいという平凡な幸せを望む、聡明で善良な、義と情を重んじる少女だったのですよね。それが当初は自分が後宮でつぶされないため、そして家族を守るために強かにならざるを得なかった、そういう悲しみが甄嬛伝の最大