連載目次 現在では、アプリの設定ファイルに保存するための文字列を暗号化するといった目的には、AES方式を使うのが一般的だ。本稿では、その方法と、どの種類の暗号を選べばよいかの基準などを解説する。 なお、AES方式は.NET Framework 3.5(Visual Studio 2008)から利用できるが、本稿のサンプルコードにはそれより新しい内容も含んでいる。サンプルコードをそのまま試すには、Visual Studio 2015以降が必要である。 AES方式で文字列を暗号化/復号するには? まず、AesManagedクラス(System.Security.Cryptography名前空間)にKeyとIV(Initialization Vector)をバイト配列で渡して、Encryptor(暗号化器)またはDecryptor(復号器)オブジェクトを得る。次に、そのEncryptor/Dec