なんとか中途採用で入ったのですが、まずどんなことをすればいいのかわかりません。毎日、焦っています。対応策を教えてください。 人事ジャーナリストが返信 結論からいえば、中途採用で雇われた以上、早い段階で期待されている成果を出すことが何よりも大切でしょう。 新卒の場合は、戦力になるまでに、依然として一定の「猶予期間」が与えられています。最近は、成果主義の導入などにより、一人前になるための助走期間が短くなっていると聞きます。 しかし、筆者が取材をしている限りでは、一部の企業を除き、マスコミで騒がれているほど、新卒者がその意味で厳しい状況下に追い詰められているとは感じません。 むしろ、注意すべきは中途採用者のほうです。こちらは、まさに即戦力として雇われます。以前に比べ早いうちに成果を出すように求められています。これは、経営陣というよりも現場がそのような考えをもっていると考えられます。 ただし、この
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渋滞学。耳慣れない言葉だ。そうだろう、物理と数学の理論を核に、交通工学、建築工学、社会心理学、生物学、医学を横断し、「望ましくない渋滞をいかに緩和させるか」を考える、できたばかりの学問なのだから。 渋滞といえば車だが、取り上げられる対象はそれにとどまらない。人、バス、電車、エレベーター、飛行機、インターネット、はたまた昆虫のアリ、森林火災、生体内におけるたんぱく質の働きにまで著者の筆は及ぶ。 渋滞学の門に入るには、「自己駆動粒子」という概念を理解する必要がある。自分自身の意思を持ち、自発的に動くことができる粒子のことであり、ニュートンが考えた力学の3原則、1:慣性の法則(物はその速度を維持し続けようとする)、2:作用=反作用の法則(物体間では作用があれは必ず反作用がある)、3:運動の法則(物体の加速度は加わる力の大きさに比例し、質量に反比例する)があてはまらない。 生物も粒子、ってどういう
1996年11月の四川省の寒村。若い未婚の男性農夫が草むらに捨てられた女の子の赤ちゃんに気づきました。赤ちゃんを育てるのは、貧乏な彼にとって重い負担。そう考える彼は何回も赤ちゃんを抱き上げては下ろし、立ち去ってはまた戻りました。最後、彼は命が尽きそうな赤ちゃんに呟きました。 「私と同じ、貧しい食事を食べてもいいかい」と。 独身のまま1児の父親になった農夫は、粉ミルクを買うお金もないため、赤ちゃんはお粥で大きく育てられました。病気がちな体は心配の種でしたが、聡明で近所からとてもかわいがられたのは、お父さんの救いでした。 女の子は5歳になると、自ら進んで家事を手伝うようになりました。洗濯、炊飯、草刈りと、小さな体を一生懸命に動かして、お父さんを手伝いました。ほかの子と違ってお母さんがいない少女は、お父さんと2人で家をきり盛りしました。 突然押し寄せた不幸 小学校に入ってからも、少女はお父さんを
大学を卒業後、市原は、かいわれ大根の店頭販売をしていた。販売に使うラジカセとかいわれ大根を車に載せて、県内の至るところにあるスーパーを回った。 当時はまだ物めずらしい食材だったかいわれ大根。スーパーの軒先で市原は必死に声を張り上げ、行き交う主婦に声を掛け続けた。22歳の市原は思った。「大学を卒業して、なぜオレはかいわれ大根を売ってるんだ?これが本当にやりたいことなのか」。その日のモチベーションを維持するだけでも大変な毎日だった。 かいわれ大根の仕事は10カ月で辞めた。ただ、振り返れば、この10カ月が自分の「原点」なのだと市原は思う。働く厳しさを知った。仕事とは何か。何度も思いを巡らせた。そして、自分について考えた。誘われるがまま就職を決めてしまった学生の頃とは違う。初めて自分の意志で決断した。だから、思い悩んだこの10カ月間こそが、自分のスタート地点だと思えるのだ。その後、市原は2度の転職
複雑現象を単純モデル化してデータ検証するという工学のアプローチを経済に応用すれば「最適化」の道具になる、という筆者の意見だと思いますが、何度読んでも混乱した印象を受けました。顧客満足度なんて抽象概念的なものを5段階評価することを勧める一方で、企業をABC格付けすることはアナログで頼りにならないと言う。AとかBってデジタル表現だと思うのですが。分かった上で、敢えてそういう文章表現をしていらっしゃるのでしょうか。定量化するしないと、アナログ/デジタル表現するか、は全く別問題です。アナログ/デジタルの違いなんて実はどうでも良くて、肝心なのは用いたモデルが効果的かどうか、だと思います。モデルの良し悪しは実験する以外に確かめようがない。ただし、経済現象は非常にモデル化しにくい。と言うのも、工学と違って、今月の実験で役に立ったモデルが、来月も役に立つかどうか分からないから。サブプライム問題が示している
米国は20~30年前から、製造をアジアに任せて、IT(情報技術)やサービス業で国際競争力を高める戦略を進めてきた。結果として、例えば、大学の機械工学分野に力を入れなかったので、機械関係の人材が育たなくて、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターの技術者のレベルが下がり、自動車産業の競争力が低下していったと見ることができる。 競争力が低下すると、社員に対するインセンティブの水準が低下して、ますます人材が向かわなくなり、産業が衰退していく。いくら優秀な経営者をヘッドハンティングしたり、資本を導入して経営を立て直そうとしても限界がある。産業や企業の成長と人材力は表裏の関係にあるのだ。 造船技術についてもそうだ。米国では、軍事分野があるので造船産業も、造船技術も、重要な位置を占める。しかし、冷戦の終結の頃から、これらの重要性が低下した。そして、マサチューセッツ工科大学(MIT)や、カリフォ
もう35年も海に関係する仕事をしてきて、痛切に思うのは、日本人のほとんどは海洋民族ではないことだ。娯楽用の船のマーケットは米国の100分の1程度。だからジェットスキーやボートなどを商品とする日本企業は開発から販売の多くを米国の子会社で行っている。 日本の海洋産業は過去30年のうちに、ほぼ実態がなくなりつつある。現在、世界の海洋機器のほぼ半分は韓国で生産されている。1980年頃には日本でも海洋開発ブームがあり、その後、6500メートルの深海まで潜れる“しんかい6000”が建造されたし、沖縄では海洋博が開かれた。民間企業も、大型の海洋開発機器の開発と製造に力を入れていた。 しかし、それから30年近くが過ぎ、日本の海洋産業はほぼ白紙の状態にまで戻ってしまった。過去10年間に海洋開発機器を開発・製造する日本企業がしたことは、半潜水(セミサブ)型の石油掘削装置とLPガス(液化石油ガス)の海上生産設備
小田嶋 今日は、とっておきの話があるからね。 岡 何? (とはいえ、前回から読んでみる) 小田嶋 うちの高校は3年間同じクラスで、体育祭というのは激しく盛り上がることになっていたでしょ。その中でも、最後のクラス対抗リレーというやつは、3年I組、2年I組、1年I組という縦のクラスで組んで、持ち点も高いから、みんな命を懸けてたんだよね。上下で結束して、絶対勝とうぜ、みたいな嫌な盛り上がり。で、うちのクラスで岡はリレーの選手に選ばれていたの。選ばれていたというか、タイムのいいやつを4人リストアップして、そいつらが自動的に出ることになっていたんだけど。 岡 小田嶋も僕も陸上部だったんだよね。 小田嶋 その時、岡に「じゃあ、タイム順でお前がアンカーだから」という話を持ちかけたら、「いや、俺、アンカーなら出ないよ」と答えたんだよ。こんなことを言うやつはいるのかと、びっくりしたよ、僕は。「何、それ??」
(前回から読む) 岡 この間、息子から就職の相談を受けたの。でも、自分がどうだったかというとさ、結局、成り行きでしかないじゃない? 小田嶋 そうだね。 岡 だから、真剣に進路ということを相談された時に、返す言葉なんかないんだよ。時代としてないのか、俺がないのか分からないんだけど。 小田嶋 岡は、(就職は)大人たちとのゲームになるから、勝った方がいいだろう、というふうにして取り組んできたわけだろう。これまでの話からすると。 岡 その通りなんだけど、僕の息子のように、ゲーム感覚なんて、そんなことにあまり興味がないやつら――そういう健全な青年たちも世の中にはたくさんいて、勝ち負けって何? みたいなことを言われると、もう何もない。 小田嶋 そうだよね。 親の自分とただの自分と 岡 僕らの前の世代というのは、「自分」という文脈というのかな、例えば戦前だったら「国」になるんだろうけど、「家族」でもいい
いつぞやのこのシリーズだったと思うが、「地元と移住者の調和を考えなければ大きな問題になる。」という記事があったように思う。今沖縄県庁は、「ヨットハーバー付き住宅」の販売に職員を動員している。行政が“不動産屋”をやっても上手く行かないことは、バブル時代に嫌と言うほど勉強したはずではないのか。“不動産業”は民間に任せて、“調和のある沖縄の発展”についての長期的なビジョン作りと行動をせねば、折角の沖縄がむちゃくちゃになってしまうだろうし、「団塊」という巨大マーケットを海外にさらわれてしますことになるのではないだろうか。勿論石垣島だけではなく、沖縄本島の無節操な不動産開発も早く規制をしないと取り返しの着かないことになるのではと心配する。(2007/05/18)
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