ベトナムを拠点としているファッション・フォー・フリーダム(FASHION 4 FREEDOM)は、デザイナーと職人を結びつけ製品を作り出すサプライ・チェーンを構築する企業だ。女性CEOであるランヴィ・ニューエン(LanVy Nguyen)がデザインの力を駆使しベトナムの伝統工芸や職人を守るため設立されたそうだ。 そのファッション・フォー・フリーダム内で運営されているシューズブランド、サイゴン・ソーシャライト(SAIGON SOCIALITE)からリリースされている、工芸品のようなソールが付いたハンドメイドのヒールが現在注目されている。木材を削り出し精巧に彫られたソール部はベトナムの「パゴダ」と呼ばれる伝統的な技術を使用したもので、一足ずつ熟練の職人が18日から22日かけ仕上げているという。ソール部分に合わせる本体はレザーを使用し、こちらも手作業で丁寧に取り付けられる。従来、パゴダの技術は世