(株)アルファ・イチマルマル(東京都足立区興野2-7-8、設立平成3年11月、資本金1240万円、千田純一社長、従業員1名)は10月4日、古澤仁之弁護士(弁護士法人古澤法律事務所、名古屋市東区東桜1-3-8ヴェッセル丸杉ビル7階、電話052-950-2888)を代理人として、東京地裁に破産を申請したことが分かった。 負債総額は約28億円。 浜松市中区鍛冶町100-1で再開発ビル「ザザシティ浜松中央館」の商業区画管理を目的に設立された。平成7年3月、再開発組合も設立され、浜松市の補助金を含め約190億円で施設を建設し、13年開業となった。 しかし、同時期に当地老舗百貨店の破産も重なり、景況感の悪化や消費の冷え込みからテナントの入居率は低迷していた。16年3月には公的支援案を市議会が否決、17年5月に再開発組合が債務清算に向けて民事調停を申請したが、18年12月取り下げとなった経緯がある。 善
(株)広放社(東京都中央区銀座4-13-7銀座山中ビル、設立昭和39年3月、資本金1000万円、前田喜比古社長、従業員3名)は、10月末にも清算する意向であることが判明した。 同社は東京電力を主力(7割前後)に、全国の漁業共済組合や特別区競馬組合を主力クライアントとする広告代理店。テレビをはじめ新聞、雑誌などの媒体向けの広告代理業を営み、ピーク時には年商4億円以上を計上していたが、近年は取引先の広告費削減の影響もあって徐々に減収、平成22年12月期には年商約3億5000万円にとどまっていた。 3月11日、東日本大震災による東京電力福島第一原発の事故などで、東京電力からの広告出稿が急減。漁業共済組合関連も、震災の影響などから減少していた。今期以降は、主力の東京電力関連の予算取りが見込めないことから営業継続の目処が立たず、清算を決めた。 会社側では「9月末に営業を停止、10月末までに解散登記の
(株)安愚楽牧場(那須郡那須町埼玉2-37、登記上:同郡那須町高久丙1796、設立昭和56年12月、資本金3000万円、三ヶ尻久美子社長、従業員514名)は8月1日、栃木義宏・柳澤憲の両弁護士(栃木・柳澤法律事務所、東京都港区虎ノ門1-22-13秋山ビル3階、電話03-3580-1331)に債務調査を依頼した。 負債総額は平成23年3月期末時点で619億8705万円。 昭和54年1月那須町で共済方式による牧場経営を開始。和牛オーナー制度(繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた仔牛を買い取るシステム)で資金調達する独自のビジネス手法を開発・確立。超低金利の続く経済環境の中、「高利回り金融商品」の一つとして一般投資家に注目され、事業規模は拡大を続け、会員数は全国各地で3万人を数える。北海道から沖縄までの全国40カ所に自社牧場を運営するほか、預託先牧場は全国に338カ所あり、黒毛和種牛牧場として国内
ターンアラウンド債権回収(株)(千代田区九段南4-2-11、設立平成13年2月、資本金5億800万円、松﨑布見子社長)は6月13日、東京地裁に破産を申請した。申請代理人は大木丈史弁護士(東京ウィル法律事務所、千代田区永田町1-11-30、電話03-5511-7033)。 負債総額は現在調査中。 平成13年6月に法務大臣の営業認可を受け事業を開始。一時ライブドアの傘下となったが、その後、主要株主が変化し、21年9月に中小企業振興ネットワーク企業6社が株式を取得した。これに伴い、日本振興銀行を中心とした中小企業振興ネットワーク内での事業を展開していた。しかし、もともと厳しい事業展開であったうえ、主力行である日本振興銀行が22年9月、東京地裁に民事再生法の適用を申請したことで資金調達の後ろ盾を失うこととなった。また、23年4月に日本振興銀行が事業の一部を第二日本承継銀行に譲渡したが、当社の債権は
(株)フーズ・フォーラス(金沢市入江2-82-1、設立平成10年9月、資本金4000万円、勘坂康弘社長)は6月8日までに全社員60名に解雇を言渡し、営業再開を断念した。事後を小野聡弁護士(かつま法律事務所、千代田区神田小川町1-1山城ビル6F、電話03-3518-4591)に一任している。 負債は調査中ながら、死亡及び重症患者などに対する損害賠償額などを含めると数億円規模に膨らむことが予想される。 平成9年5月、勘坂社長の出身地である高岡市で創業。平成21年4月本社を現在地に移転し「焼肉酒家えびす」の屋号で積極的に店舗展開を行ってきた。また起業以来「味・価格・おもてなし・空間」を念頭に、これらの実現のため6大行動規範や15大行動指針を設け日々サービスの向上に努めてきた。「一皿100円」「平日半額」など安価な価格設定のメニューを豊富に揃えることにより、消費低迷にある中でも家族連れを中心に人気
ニイウスメディカルシステム(株)(中央区日本橋茅場町3-1-7、設立平成13年12月、資本金0円、代表清算人:今村修二氏)は3月23日、東京地裁に特別清算開始を申請し、3月24日開始決定を受けた。 申請代理人は髙井章光弁護士(須藤・髙井法律事務所、千代田区有楽町1-5-1、電話03-3519-7800)。 負債総額は債権者9名に対し約104億9500万円。 平成16年に実質的な事業がスタート。東証2部に上場していたニイウスコー(株)の100%子会社で、ニイウスグループの医療事業を統括する持ち株会社として機能していた。その後、事業会社として医療情報システムの販売を主軸に展開し、18年6月期は年商約21億8800万円を計上していた。 しかし、19年6月期は一転して売上高を約15億6200万円に落とし、多額の特別損失計上から145億円の赤字に転落、77億4400万円の債務超過に陥っていた。こうし
(株)クインアッシュ(渋谷区渋谷2-2-4、登記上:文京区千駄木1-22-33、設立平成22年3月、資本金100万円、上田慎仮代表取締役)は2月21日、東京地裁へ破産を申請し同日、破産手続開始決定を受けた。破産管財人には澤野正明弁護士(シティユーワ法律事務所、千代田区丸の内2-2-2、電話03-6212-5713)が選任された。 負債は調査中だが、これまで顧客から集めた出資額の合計は約23億円にのぼる。 ブログの自動作成装置を利用した高収益モデルによる利益還元を謳い文句に、同事業への出資を一般顧客に募っていた。顧客会員には毎月元本の10%が配当されるほか、勧誘による紹介料収入を得られると喧伝、昨年初旬以降、全国で事業説明会を開催するなどして顧客会員数は4300名に達していた。 しかし積極的な顧客勧誘の一方で、一部では無限連鎖講(ねずみ講)との指摘もなされていた。こうしたなか、昨年12月以降
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