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ブックマーク / www.ringolab.com (7)

  • 「世間体」の構造 社会心理史への試み - 情報考学 Passion For The Future

    ・「世間体」の構造 社会心理史への試み 社会心理学者井上忠司による1977年出版の古い。阿部謹也らが「世間」論の火をつけたのは90年代だから、かなり先駆けて日人特有の行動原理を論じていたことになる。「世間」論は2000年代に入って「空気」論と一緒になって再燃している。狭い国土と民族の同質性の高さがある限り、日人は世間というものをずっと気にしていかざるをえないのかもしれない。 世間体とは「世間」に対する「対面・体裁」のこと。世間は極端を嫌う。なにごとも世間一般の例を基準にして「世間なみ」にしていれば、はずかしい思いをしなくてすむ。やりすぎると「世間ばなれ」「世間知らず」の変わり者扱いされる。 「この「世間なみ」に生きようとがんばるエネルギーが、わが国の近代化のひとつの精神的な原動力となってきたといっても、けっして過言ではあるまい。その反面、異端のもつ大胆なエネルギーが発揮されることは、

  • 日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学 - 情報考学 Passion For The Future

    ・日はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学 これは、日はなぜ貧しい人が多いのか?を語るではない。多くの人がとらわれている思い込みを、事実によってそうではないとただすである。「はじめに」にこのの要旨は圧縮されている。 「少年犯罪は増加している、若者は刹那的で貯蓄もしなくなってきている、若者の失業は自分探し志向の強い若者の問題である、日教組の強いところは学力が低い、グローバリゼーションが格差を生んでいる、日は平等な国である、人口が減少したら日は貧しくなる、昔の人は高齢の親の面倒をきちんと見ていた、高齢化で医療費は増える、中国のシステムが優れているから高成長ができる、中国はすぐに日に追いつく、円は安すぎる、経常収支黒字を溜め込めば損をする、国際競争力は豊かな日のために必須のものである、07年まで企業は経営効率化に成功したから利潤を上げていた、90年代の停滞は日が構造

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    rAdio 2010/04/02
    『世界の一流大学を出て、ロジカルシンキングとプレゼンテーションと教養があっても、それを社会のために使わない人を育ててはだめ』
  • 社会的排除―参加の欠如・不確かな帰属 - 情報考学 Passion For The Future

    ・社会的排除―参加の欠如・不確かな帰属 Diversityという言葉があるが、英語では多くの場合、この単語はDiversity and InclusionまたはInclusivenessというセットで使われる。多様性を実現しただけでは単なるバラバラなのであって、包摂の力があるからこそ組織や社会に活力がうまれる。包摂の逆がこののいう排除である。ホームレスやワーキングプア、ネットカフェ難民など、不安定な就労、家族を持たない、住居の形成が不確か、地域を転々とする、といった生活状況で、社会参加や確かな帰属を得ることができないでいる人々がうまれる原因を探る。 「こうした主要な社会関係から特定の人々を閉め出す構造から、現代の社会問題を説明し、これを阻止して、「社会的包摂」を実現しようとする政策の新しい言葉が、『社会的排除』(social exclusion)である。」 著者はホームレスやネットカフェ

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    rAdio 2009/12/04
  • 美人好きは罪悪か? - 情報考学 Passion For The Future

    ・美人好きは罪悪か? 現代における美人の意味をさまざまな角度から問い直すエッセイ集。「もてない男」の評論家 小谷野敦による新書。表題のもてないけど美人が好きはいけませんか問題から始まる。 「二十世紀後半以後の人間は、未曾有の時代を生きているが、テレビ映画で、ふんだんに美女の姿を目にするというのは、昔であればありえない話だった。むろんその国の中心都市には美人が多いから、田舎者が都会へ出て美人に心奪われるといった話も多いけれど、テレビ映画はその比ではない。隣近所の娘たちだけ見て、まあこの程度が美人、と思っていた時代とはえらい違いである。」 「今の日で、二十代の女性は七百万人くらい、三十代前半まで入れれば一千万人を超える。十人に一人の美人なら七十万から百万人、百人に一人という美人でも、七万人から十万人いるのである。」 メディアに登場する女性は美人が多い。全体では計算上は総数も多い。それにも

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    rAdio 2009/06/22
    罪悪。それも大虐殺レベルの。そういう意味で、審美そのものが罪、それこそが人間の原罪だと思う。
  • 現代を読み解く ラブホテル人間学―欲望マーケティングの実態 - 情報考学 Passion For The Future

    ・現代を読み解く ラブホテル人間学―欲望マーケティングの実態 アベックホテル、ファッションホテル、ブティックホテル、カップルズホテル、レジャーホテル。つまりラブホテルの話。著者は昭和40年代から実に40年以上にわたり1638ものホテルをデザインしてきたラブホテルデザインの第一人者だそうだ。 幼稚園で子どもが好んで座るおまるをデザインしたところからキャリアが始まったというが、「セックスするときは、みんな子どもに戻る」を持論に、回転ベッドや鏡張りの非日常的な空間を次々にプロデュースしていった。その斬新奇抜で話題性のあるデザインはマスコミが連日取り上げて時代の寵児となった。 「余談ですが、私はラブホテルのデザインをするにあたって、利用者の声をあまり取り入れませんでした。というのも、お客さんの好みといっても、セックスはとても個人的なもの。表には出にくいものだからです。取り入れようにも、アンケートを

  • Passion For The Future: 日本人の神

    « アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから | Main | お気に入りのアイコンを復元するふぁびこん » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術書評:社会・世間 |書評教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10 アクセス数が多かった記事とは? 20

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    rAdio 2005/10/22
  • Passion For The Future: 神道の逆襲

    神道の逆襲 スポンサード リンク ・神道の逆襲 明確な教義がない曖昧な宗教と言われてきた神道。著者は仏教やキリスト教のような宗教らしい宗教の枠組みではとらえられない奥深さが神道にはあるのだと逆襲する一冊。 ■神さまはお客さま 「 子どもの頃、外で遊び回って帰ってきて勢いよく玄関から飛び込み、大声で「ただいま」と叫んだ瞬間、何か様子がおかしくて一瞬戸惑った。そういう記憶をお持ちの方は多いだろう。そういう時、たいていは母親がそっと障子の向こうから顔を出し、「今、お客さんが来ているの」とささやく。その一言で子ども心は、奥深い何かを即座に了解したのではないだろうか。子どもが感知した、家の中に漂う言うにいわれぬこの雰囲気にこそ、神さまの経験の根っこがある。 」 お客様の滞在中の家に帰る体験のように、神道における神との出会いは現実の景色が反転するような体験であるという。瞬きをせぬ人間はいないが、その目

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    rAdio 2005/09/28
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