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2012年8月20日のブックマーク (2件)

  • 『脳を創る読書―なぜ「紙の本」が人にとって必要なのか』酒井邦嘉(実業之日本社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「「考える」読書を手離さないために」 「電子書籍」をめぐる議論は過熱している。しかし、肝心の「読書」の内実はどうなっていくのか。そこをきちんと考えないと、何のための「電子化」かわからなくなりそうだ。 書『脳を創る読書―なぜ「紙の」が人にとって必要なのか』は、小著ながら「読書」の意味をあらためて考えさせてくれた。著者、酒井邦嘉氏は『言語の脳科学』(中公新書)などの著作が高く評価されている、言語学と脳科学を結ぶ新しい分野の代表的研究者だ。この「言語脳科学」から「読書」を見るというのが、書のユニークな視点だ。加えて、大変な読書家である酒井氏自身の「紙のの一愛好家としての意見や思想」も味読する価値がある。 第一章「読書は脳の想像力を高める」は、さらりと平易に書かれているが、後の議論の重要な手がかりとなる。入力情報としては、活字は音声や映像に比べて圧倒的に情報量が少ない

    『脳を創る読書―なぜ「紙の本」が人にとって必要なのか』酒井邦嘉(実業之日本社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    r_chatnoir
    r_chatnoir 2012/08/20
    活字は音声や映像に比べて圧倒的に情報量が少ない。その分、脳が想像力で補わなければならない。
  • 『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』木暮 太一(星海社新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「マルクス『資論』から考えるこれからの働き方」 ホントに見事なタイトルである。思わず肯いてしまう人もいることだろう。 しかし書は、ありがちな「転職」や「独立」や、ましてや「サボリ」を勧めるような類のではない。マルクス『資論』を手掛かりに、労働の質を捉え、「僕たち」の働き方を考え直そうと試みる、だいぶ射程の長いだ。著者は『資論』とロバート・キヨサキの『金持ち父さん 貧乏父さん』の二冊を深く読み込んで考えた成果だといっているが、『金持ち父さん』が料理のトッピングソースだとしたら、肝心の材でより多くの血肉になっているのは『資論』であろう。 著者は、例えばこんな問題を立てる。 ・なぜ僕たちの「年収」は「窓際族」のオジサンたちよりも低いのか ・なぜ僕たちは「成果」を2倍上げても「給料」は2倍にならないのか ・なぜ僕たちの「人件費」は「発展途上国」よりも高いのか

    『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』木暮 太一(星海社新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    r_chatnoir
    r_chatnoir 2012/08/20
    もらえる収入から「必要経費=精神的な肉体的な苦痛やストレス」を差し引いて、自分の中に残る「利益」を考えてみる。