「私は企画魔的な編集者だと思うんです」 そう語るのは、社会評論社の編集者・濱崎誉史朗氏。以前、日刊サイゾーでも書評を掲載した『エロ語呂世界史年号』、『ニセドイツ』、『いんちきおもちゃ大図鑑』など、一癖もふた癖もある書籍を担当した敏腕編集者である。彼の作る本は一言で言えば、”珍書・奇書”。変な言い方をすれば「ヘンな本」ばかりだ。日本中の高層ビルの写真をひたすら収めたもの、アジア産の珍奇なおもちゃを集めたもの、エロい語呂で覚える歴史参考書、世界中の時刻表をまとめたもの……。彼の担当した書籍の持つ独自の着眼点と統一感から、出版関係者、書店員の間でも編集者・濱崎誉史朗ファンはじわりじわりと増加中。これまでも彼の担当した書籍を大々的にフィーチャーした「ハマザキカク」というブックフェアが2度開催され、現在も有隣堂ヨドバシAKIBA店において3回目のブックフェアが開催中である。 毎日最低一つは企画を考え
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