検索エンジンというものは、ウェブを巡回しながらコンテンツを解釈して抽出し、それを検索結果として表示するわけだが、前回指摘したとおり、その能力にはまだ限界がある。このセクションでは、検索エンジンにとっても人間の訪問者にとっても最適な構造を持つウェブページの制作(および修正)方法について、技術的側面に焦点を絞って解説しよう。 サイトの構築に関わるすべての人が検索エンジンに優しいサイトを立案し開発できるように、プログラマや情報アーキテクト、デザイナなどとこの情報を共有してほしい。 インデックス化可能なコンテンツ検索エンジンのリストに取り入れられるには、コンテンツ、つまりサイトの訪問者に提供される素材がHTML形式のテキストでなければならない。クロール技術が進歩したとはいえ、検索エンジンのスパイダ(自動巡回ロボット)は、FlashファイルやJavaアプレットなどの非テキストコンテンツを、まず認識で
Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社の株式会社ボーダーズと共同調査のもと、デジタルインセンティブに関する調査を行った。 『インターネット白書2007』によれば(2007年3月調査時点)、インターネット利用者数は8226.6万人、世帯内の誰かがインターネットを利用している「世帯浸透率」は83.3%であり、インターネット環境の普及率の高さが伺える。また、TCAの調査によると、携帯電話の契約数も全体で1億52万4700件(対前月比0.6%増)となっており、ユーザーがより簡単にインターネットへアクセスできる環境が整ってきている(※参照:TCA、2007年12月の携帯電話契約数を発表)。 また、インターネット利用者の増加と共に、スクリーンセーバーや壁紙を使った、オリジナリティのあるPCや携帯電話が求められるようになっており、電子ブックや着メロなどを取り入れるユーザーが多くなっている
賢い発注はウェブサイト制作の正しい理解から こんなクライアントは嫌だ! 制作サイドのホンネから知る“成功する制作の進め方” ユーザーを引き付ける魅力ある企業サイト、思わずため息がでるキャンペーンサイトなど、ウェブでは多くの成功事例を見ることができる。しかし、外から見ると美しく見えるプロジェクトも、紆余曲折を経て達成されることがほとんどだ。スムーズに進む案件の方が少ないといってもいい。なぜこうもスムーズに進まないのか? ネットビジネスの基本であるウェブサイトの制作は、どのように進むのか、うまく進めるためにはどうしたらよいのかを、成功例と失敗例から理解していこう。 よくある4つの悩み事――制作現場には困った問題が山積みウェブサイトはメディアとしてかなり一般的になり、制作現場のコミュニケーションはスムーズになってきた感がある。しかし、それでも日々さまざまな問題に直面することが多い。ここではまず、
[コラム]カスタマーエクスペリエンスで 道は開ける ~フォレスター・リサーチのWebサイト方法論 by ジョナサン・ブラウン フォレスター・リサーチのシニア・アナリストであるジョナサン・ブラウン氏によるウェブコラム。 主にカスタマーエクスペリエンスとマーケティングの側面から企業のビジネスをサポートしているジョナサン氏が、企業サイトにおけるユーザー志向の考え方や方法論をさまざまな切り口で解説します。 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 私はクリスマス前にイギリスに帰り、お正月は両親と妹たちと一緒にフランスのブルターニュ地方に行きました。ブルターニュは子供の頃、毎年夏休みを過ごしていたところですが、今回の訪問は8年ぶりでした。町はずいぶん豊かになり、新しい別荘が立ち並んで、私が知っている昔のフランスの田舎の町からはずいぶん変わったなと思いました。でも、幸いに、私た
第5回 ニーズを捉えた中間媒体での情報提供で、流入アップ! ~外部サイトにおける出稿のコツ~ 現実の店舗や窓口では、目の前にいるお客が困っていればすぐにわかるし、同じトラブルが重なれば問題がおきないように施策をとる。しかし、ウェブサイトを作っているときにはお客は目の前にいないし、公開後にお客の対応をするのはウェブサーバーやスクリプトという機械だ。そのため、現実の商売では当然のように行っている接客ができない、いや忘れてしまってはいないだろうか? 今木 智隆(株式会社ビービット) 「中間媒体への情報出稿」「SMO」の重要性の高まりSEOやLPOといったさまざまな「最適化」(Optimization)に関するトピックスを、最近ますます目にするようになった。そのなかでも、ユーザーを引き込むための考えとして、急速に重要度を増しているのが「SMO」(Social Media Optimization)
人と検索エンジンはどのように影響しあうかSEOや検索の順位といった観点から、オンラインマーケティング戦略を立てる上で、「来訪者の感情を汲みとる」ことは、最も重要な要素の1つだ。平均的な検索ユーザーが、もっと具体的にいえば自分の狙う市場のユーザーが、どのように検索エンジンを使っているかがわかれば、より効果的にそれらのユーザーに接触して、関係を維持できる。 検索エンジンの用途は、ここ数年で大きく広がってきた。しかし、検索を実行するという第1原則にほとんど変わりはない。大半の検索プロセスは次のような段階を辿る。 答、解決策、情報などが必要だと感じる。 自分に生じたニーズを一連の語句(検索キーワード)の形にする。 検索エンジンでその検索キーワードを使った検索を実行する。 自分の求めるものがあるか検索結果を見る。 検索結果をクリックする。 答そのもの、あるいは答につながるリンクを探す。 そこに満足の
この文書は自然検索に対する最適化のリーダー39人の英知を結集したものだ。彼らは、Googleの順位決定アルゴリズム(検索エンジンが検索結果を並べる順番を決める方法)を構成するさまざまな要因について投票した。その結果、この上なく価値の高い情報ができあがった。もちろん、200種類以上あるといわれる要因のすべてが含まれているわけではないが、私見では、Googleのアルゴリズムに関して必要な90%~95%の知識がここにふくまれるはずだ。 順位決定の要因に加え、Googleの順位決定に関してパネリストに尋ねた4つの質問への回答がこの文書の最後に示してある。これだけ優秀な人たちに協力してもらったのだから、貴重な回答をもう少し得られずにはいられなかったのだ。 ※注:この文書は、Googleのアルゴリズムをリバースエンジニアリングすることを試みるものでなければ、ウェブ開発者やウェブマーケターにサイトの最適
コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。 宮脇 睦(有限会社アズモード) 心得其の四十五 ホームページでもっとも必要な力近頃は動画共有サイトにセカンドライフのような仮想CG空間と「映像系」が花盛りです。ちょっと前までポッドキャストが「次世代」と呼ばれ喧伝されていました。ITとゲーム業界の「次世代型」や「新世代」は、世界陸上を中継する織田裕二さんの「この後すぐ」位の信頼性です。 動画共有サイトは、映画会社や制作会社のように「映像」をすでにもっている会社にとってはあらたな「チャネル」とし
株式会社コンテンツ 研鑽し続け身に付けたネットプロモーション手法 サイトに触れるユーザーの心をとらえる創造力 さまざまな種類のウェブサイトがあるが、動画やFlashなどのリッチコンテンツを駆使したサイトと、採用・IRサイトなどのコーポレートサイトの大きく2つに分けることができるだろう。求められる要素や手法は大きく異なってくるが、コンテンツは専門性を高めるために、それぞれに特化した専門チームを結成し、どちらの分野でも実績を残している。そのコンテンツのクリエイティブと提案力を支え活躍している、山口真裕氏と岩崎智則氏にそのクオリティの秘訣を聞いた。 コンテンツの会社概要や制作実績は記事の末尾に記載。 取材・文:吉村正春(ドラゴンフィールド株式会社) コンテンツは、同社が手がけた採用サイトで「2007日本BtoB広告賞」に入賞し、かつキャンペーンサイトでも「東京インタラクティブ・アド・アワード」に
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