0分00秒は、変わり者として有名な作曲家ジョン・ケージが1962年に発表した楽曲である。 おそらくはもっとも有名な実験音楽である4分33秒の第二番として作曲された。4分33秒同様この曲にも楽譜に音符が一つもない。それどころか、いわゆる楽譜そのものが存在しないと言う特徴を持つとんでもない曲である。 概要[編集] 初演は東京で行われた。その演奏の内容は「いくつかのマイクをつけたケージが0分00秒の楽譜を書く」ことであった。会場内はケージの動作によって生まれた微かなノイズがマイクによって増幅された音で満たされていたという。そんなものをお金を出して聞くのだから好事家の業は深いと言わざるを得ない。わかってて聞いているのかはともかくとして。 ちなみにこの曲の楽譜には以下の三点しか書かれていない。 独奏であれば誰が何をしても良い ただし、習熟した日常的な行為である必要があり、そこに演技を加えてはならない