■PS2:「廉価版・オーディンスフィア」 今からちょうど10年前の1997年、 セガサターン後期に投入され、コアゲーマーを中心に 絶賛された作品が「プリンセスクラウン」である。 リトグラフがそのまま動き出したかのような 超美麗なグラフィックと作り込まれた世界観、 コア向けのようでいて万人に楽しめる敷居の低さなど まさにセガサターンを代表するアクションRPGであった。 当時のアトラスはプリント倶楽部(プリクラ)が 一大ブームを巻き起こして我が世の春を謳歌していたものの、 肝心のコンシューマー事業は今ひとつ冴えない状況が続いていた。 それだけに、「プリンセスクラウン」の商品説明をする営業が 満面の笑みで「今度のは自信作です!」と言っていたのを 今でも良く覚えている。 しかし、94年以来続いていた プレイステーションとの覇権争いにも決着が見え、 ハードとしてはマニア路線に活路を見出すしかなかった
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