ゲーム制作会社「インデックス」=東京都世田谷区、民事再生手続きの廃止が決定=が売り上げを水増しして決算を粉飾していた事件で、東京地検特捜部が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで、同社元会長を本格聴取する方針を固めたことが13日、関係者への取材で分かった。 刑事責任の有無を判断する見通し。 関係者によると、同社は平成24年8月期の連結決算で約183億円の売り上げを計上したが、複数の関連会社を使って帳簿上は取引が繰り返されていたように装う「循環取引」をし、少なくとも売り上げ十数億円を水増しした疑いが持たれている。 証券取引等監視委員会が昨年6月、同容疑で関係先を強制調査していた。同社は7年9月に設立。M&A(企業の合併・買収)を繰り返して事業を拡大し、ピーク時には100社以上の企業グループを形成。昨年6月に東京地裁に民事再生法の適用を申請したが、地裁は民事再生手続きの廃止を決