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2023年1月29日のブックマーク (6件)

  • すかいらーくは3000台のネコ型配膳ロボットをどうやって導入しきったのか。|安藤 健/ロボット開発者

    年の瀬の12月21日、すかいらーくは『2100店のファミレスに3000台のネコ型ロボットを導入しきった!!』というプレスリリースを出しました。 導入宣言をしたのが2021年10月だったので、1年ちょっとでファミレスで動く3000台のロボットが導入されたことになります。ザックリ計算すると、『1日10台ずつ』のロボットが、全国のガスト、バーミヤンなどで増えていったことになります。少なくとも私の知る範囲では最大規模かつ最高ペースです。 今回は、このビックな取組みがどのようなプロセスで進んだのかを、すかいらーくのIR資料などの公式情報をもとにまとめてみます。 導入したロボットは? すかいらーくグループに納品されたのは、2016年に中国深圳で設立されたPudu Robotics社の「BellaBot(ベラボット)」。すかいらーくやメディアなどでは、その見た目から「ネコ型配膳ロボット」などと呼ばれてい

    すかいらーくは3000台のネコ型配膳ロボットをどうやって導入しきったのか。|安藤 健/ロボット開発者
  • 日本製鉄の橋本社長「危機の真因は10年前の経営統合にあった」

    1955年熊県生まれ。79年一橋大学商学部卒業、新日製鉄(現日製鉄)入社。88年、米ハーバード大学ケネディ公共政策大学院卒業。主に鋼材の営業畑を歩み、96年以降は輸出や海外事業を担当した。2009年執行役員、13年には常務執行役員となりブラジルの合弁会社の立て直しを任された。16年副社長、19年から現職。(写真:加藤 康) 2022年4~9月期は国内の粗鋼生産量が16%落ちる中で、連結事業利益が半期として過去最高になりました。通期でも純利益は過去最高になる見通しです。業績を自己採点するなら何点でしょうか。 橋英二・日製鉄社長(以下、橋氏):公約である「いかなる環境下でも(在庫評価差を除いた)実力ベースでの年間事業利益6000億円」というのはクリアしそうです。しかし、(鉄鋼市場の)環境が悪く、国内製鉄事業は来であれば4割ほど稼ぎたいところですが、実際は4分の1になる見込みです。

    日本製鉄の橋本社長「危機の真因は10年前の経営統合にあった」
  • ランサムウエア被害のならコープ、身代金は支払わずシステム再構築に2カ月超

    2022年10月、ならコープがランサムウエア攻撃の被害を受けた。業務システム群が暗号化され、店舗と宅配関連サービスに支障が出た。2023年1月10日時点で侵入経路の特定には至っていない。最終的に身代金は支払わず、過去のバックアップから自力でシステム復旧を目指した。とはいえ、ソースコードから再構築するなどの手間で再稼働に2カ月超を要した。 2022年10月9日早朝、生活協同組合のならコープが奈良県内で運営する10の店舗すべてで混乱が生じていた。午前9時の開店に向けて準備していたところ、POS(販売時点情報管理)レジや商品の受発注に使う端末などがネットワークに接続できなくなったのだ。店舗のスタッフは部に連絡してトラブルが発生している旨を伝え、指示を仰いだ。 その頃、別の異変も起こっていた。複数の店舗や部、物流センターなどでプリンターが勝手に大量の印刷を始めたのだ。そこにはランサムウエア(身

    ランサムウエア被害のならコープ、身代金は支払わずシステム再構築に2カ月超
  • ランサムウエア被害の大阪の病院、初動から全面復旧まで2カ月間の全貌

    大阪急性期・総合医療センターは2022年10月、ランサムウエア攻撃の被害に遭った。電子カルテなどが暗号化され、外来診療や各種検査の停止を余儀なくされた。ランサムウエアの侵入口は給委託事業者のVPN装置だった。攻撃者はパスワードの辞書攻撃などを駆使し、拡散を図ったとみられる。4日前のバックアップデータは残っていたが、復旧には2カ月を要した。 「電子カルテが動かない」。2022年10月31日午前6時38分ごろ、大阪急性期・総合医療センターでは、入院患者を診る病棟担当の看護師などからこのような声が相次いだ。原因はランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃だった。電子カルテシステムをはじめとした院内システムのデータが暗号化されてしまった。 大阪急性期・総合医療センターは病床数が800超に及ぶ大型病院である。地域の医療を支える重要な役割を担うが、ランサムウエア攻撃の被害で外来診療や各種検査、救急患

    ランサムウエア被害の大阪の病院、初動から全面復旧まで2カ月間の全貌
  • 林立する自動車安全規格、源流は1988年の重大事故

    自動車の安全に関わる国際規制が短期間で林立している。自動車メーカー各社は大慌てで対応を進めているようだが、混乱の根源は対応すべき規制が一気に増えたからではない。「これまでのやり方が通用しなくなった」。こう分析するのはホンダで機能安全部門の管理者を務めたWhite Hart代表の阿部典行氏である。安全対策の歴史を振り返りつつ、新規格への対応について前後編で解説してもらった。(日経Automotive編集部) 2021年から2023年2月にかけて、3件の法規と4件の規格が次々に発行される(図1)。法規としては、国連規則の「UN-R155」(セキュリティー)と「同R156」(ソフトウエア更新)、「同R157」(自動車線維持機能)の3つが新設された。2020年6月に採択され、2021年1月から法規施行されている。新型車には2022年7月から適用され、2024年7月からは継続生産車を含むすべての車両

    林立する自動車安全規格、源流は1988年の重大事故
  • クリティカルシンキングで解決力を養う 健全な批判と論理的思考

    なお、イシューは、問題解決における「あるべき姿の設定」と大きく関連してきます。これは別の回で紹介します。 要件2:筋道が通っていること 筋道が通っていることは、すなわち、論理展開が正しく行われていることです。特に意思決定やコミュニケーションにおいて重要な意味を持ちます。その基となるのは、演繹(えんえき)的思考(複数の物事を足し合わせて結論を得る思考方法)と帰納的思考(複数の物事の共通項を統合して結論を得る思考方法)です。 この2つの思考を適切に組み合わせ、適切な根拠を用い、納得性の高い論理構造をピラミッド構造でつくれることが大事です。ピラミッド構造については、別の回で解説します。 要件3:言葉の定義を正しく行っていること 言葉の定義を正しく把握したり、自分なりに他者にしっかり説明したりすることです。これらができるからこそ、正しく考えて議論することができます。 避けたいのはビッグワードと呼

    クリティカルシンキングで解決力を養う 健全な批判と論理的思考