今年3月のストリーミング解禁に続いて、5月21日には過去4作が新装盤CD/LPでリイシューされるマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン。Rolling Stone Japanでは日本盤ライナーノーツのために収録されたケヴィン・シールズの最新インタビューを2週連続でお届けする。まずは永遠の名作『Loveless』について。聞き手は音楽評論家の小野島大。 ー今年で『Loveless』リリースから30年が経ちます。30年も前に作った作品がいまだに参照され続け、今日もこうして改めてインタビューされるほど……。 ケヴィン:(クスっと笑う) ー深く広い影響を与え続けていることについて、どう思いますか。 ケヴィン:ふむ……あー、そうだな……いい気分だね。うん、いい(苦笑)。忘れ去られるよりはいいし、いまなおあの作品を大事にしてくれる人がいるという事実を嬉しく思うよ。しかも新たな世代のリスナーも発見しているし…