6月から実施される全国の高速道路の新しい上限料金制度が前原誠司国土交通相によって9日、発表された。普通車料金は「ETCの有無、平日休日にかかわらず上限2000円」に。これでETC非搭載車はほとんどのケースで値下げになり「お得感」が広がる一方、休日一律1000円などの割引恩恵を受けていたETC搭載車は、休日や近距離で値上げになる。2カ月後にスタートする新制度をQ&Aで紹介する。 Q で、一体値上げなの? 値下げなの? A ETCの有無にかかわらず、平日長距離利用ならほとんどのケースで値下げになる。だが、普通車で2000円の上限に達するのは走行距離が約70キロ以上。これは利用者全体の2割程度で「恩恵を受けるのは一部だけ」との声も。一方、これまで「休日1000円」割引に恵まれてきたETC車は2倍の値上げ。「普通のサラリーマンが遠出できるのは休日だけなのに」との悲鳴もあがる。 Q 今後はETCをつ