自動料金収受システム(ETC)搭載車が対象の通行料金の大幅値下げで想定される高速道路の利用客増加を前に、福島市の東北自動車道福島松川パーキングエリア上り線の売店が「ETC丼」で客の呼び込みを図っている。 丼は卵(エッグ=E)、豚(トン=T)、キャベツ(C)の頭文字をシャレでつらねた名前。実態は1杯590円の豚しょうが焼き丼で、昨年10月に「ETC割引メニュー」の一環として販売を始めた。 現状の売り上げは1日15~20杯だが、最近は丼を目当てに訪れる家族連れもいるという。三浦英樹店長(43)は「ETC利用で浮いたお金で丼を食べ、旅の思い出にしてほしい」と、そろばんを弾いている。