現代ビジネスに掲載された御田寺圭氏の『流行りの「草食男子叩き」「非モテ男叩き」が、あまりに理不尽なワケ』で展開されている議論が、最近の「フェミニスト」の問題点を詳らかにしているようで、大変興味深く読んだ。筆者は先日、ハフポスト日本版の「#私たちのフェミニズム」について批判的に論じたが、これに通底するものがあるように感じる。 ※「善意のモラリスト」のSNSスクラムでネット議論が無理ゲーだと思わされた「#私たちのフェミニズム」 まず、「フェミニスト」たちが底本としているのが、『最後の恋は草食系男子が持ってくる』『草食系男子の恋愛学』の森岡正博氏の論考だということに若干の戸惑いを覚える。前者が2009年、後者が2010年の刊行ともう約10年前の著作で、以降社会学的に「草食系男子」のアップデートがなされていないという証左のように思えるからだ。 筆者はミニコミ誌『クリルタイ』で、森岡氏にインタビュア
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